Amazon Echoにできるスキルは1万5千以上あるけど最初は封印されている

Amazon Echo Dot(アマゾン エコー ドット)を買って、好きな音楽が聴けるのに満足した僕が次にやったのは、Echo/Alexaの機能を増やすことだった。Alexa(アレクサ)ができることはアメリカでは15,000以上あり、今も増え続けているけど、そのほとんどが封印されている。使うには、Amazonのサイトに行って封印を解かなきゃいけない。

僕は運動不足解消のために、Fitbit(フィットビット)という腕時計のようなものをつけている。こいつが僕の動きを検知して、その日1日にどれだけ動いたかを記録してくれるんだ。それを見ると、「今日はこんなに運動したぞ!」とか「昨日よりサボったな」とか、まあ、いろいろ励みになるんだな。

このFitbit(フィットビット)は、Echo/Alexaと連携できる。だから、実験の意味も含めて、それをやってみた。

15,000以上の機能が封印されている

Amazon Echoを買うと、ラジオを聞くとか、天気予報を聞くとか、地球から太陽までの距離を教えてもらうとか、いくつかの機能はすぐ使えるようになっている。でも、Echo/Alexa(英語版)ができることはそれ以外に15,000以上ある。

ただ、すぐに使えるわけじゃない。Amazonのサイトに行って、使いたい機能を選んで、有効化のボタンを押して、それで初めて使えるようになるんだ。(これは日本でも同じ)最初はほぼ全部が「無効」になっている。だから、その封印を解かなきゃいけない。

(Amazonはこの封印された機能を「Skill(=技能)」と呼んでいる。日本でも「スキル」と呼んでいる)

Alexaに今日の運動量を読み上げさせる

で、僕はリストバンド型運動量計「Fitbit(フィットビット)」と連携するAlexaのスキルを有効化した。やり方は上で書いたように、アマゾンのサイトに行ってボタンを押すだけ。このスキルは無料で有効化できる。

中には有効化するのにお金を取るスキルもあるが、アメリカでも大体は無料だ。

それで僕のEcho/Alexaに何ができるようになったかというと、Fitbitに記録されている僕の運動量を読み上げるようになった。例えばこんなふうに――

「あなたの今日のステップ数は約14,400歩。運動時間の合計は約150分です。昨日と比べると信じられない進歩です」(英語で)

この記録は、普通、Fitbitのスマートフォンアプリで見るものだが、何かをやっていてアプリを開くのが面倒なとき、Alexaに言わせて耳でチェックできるようになる。

大したことない?

うん、まあ、これは大した機能じゃないかもしれない。でも、他に複雑なことをやってくれる機能(スキル)もいろいろある。例えば、Alexaと言葉のやり取りをしながら進めるアドベンチャーゲームとか、気分をリラックスさせる呼吸法のインストラクションとか、ガレージのシャッター(扉)を遠隔操作するとか。何といっても、封印されているスキルは(英語版では)15,000以上。しかもどんどん増え続けている。

参考リンク:

Alexaスキルガイド(Amazonサイト)〜「スキル」って何? っていうのが大雑把に分かる。

日本版Amazon Echo/Alexaのスキル一覧表(Amazon公式)