Amazon Echoでできること:秘書のように僕のスケジュールを管理してくれた

Amazon Echo(アマゾン エコー)でできることは何千とある。でも、人間、そんなにたくさんの機能を使えるもんじゃない。僕がひとつ便利に使っていたのは、スケジュールを管理してくれる、という機能だ。GoogleカレンダーとEcho/Alexaを連携させるとそれができるんだ。

Amazon Echo(アマゾン エコー)を使い始めてまず便利だと感じたのは、前に書いた「フラッシュニュース」を流す機能だった。その後から、同じくらい便利だと思ったのが、今回紹介する「スケジュール管理」機能だ。

Googleカレンダーの予定を丁度いい感じで読み上げてくれた

スケジュール管理、なんてカッコつけて言ったけど、平たく言えばこういうこと——Googleカレンダーでいつも自分でやっていることを、Echo/Alexaに命令してやらせられる。例えば予定を確認する時、スマートフォンやパソコンをいちいち立ち上げる必要がなくなるし、キー操作をして予定を書き込む必要もなくなるということ。

例えば僕は、こんなふうに使っていた……

「カレンダーの予定はどうなってる?」と尋ねる。するとAlexaはこんなふうに答える(英語で)「4つのイベントが近づいています。○○プロジェクトが進行中。次回打ち合わせは今日の午後3時30分です。午後6時からはテレビ『秘境の旅』。明日は××さんの誕生日です。プレゼントを買いに行く予定です。もっと聞きたいですか?」

「イエス」

「その次の4つのイベントです。明後日は午前8時30分に出社、10時にCleitonさんと会って30分間コンサルティング……」

と、こんな感じだ。Alexaが言う内容(僕の予定)は、あらかじめ僕がGoogleカレンダーに書き込んだもの。それを棒読みするんじゃなく、人が喋るみたいにアレンジして言ってくれるから解りやすい。

他にもいろんな尋ね方で予定を確かめることができる。例えば「明日の午後9時から何があった?」と時間を指定したり、「土曜日の予定は?」と日を指定したりもできた。

朝、出社前にいつもスマートフォンでGoogleカレンダーをチェックしていた僕にとって、この機能は便利だった。身支度したり、髭を剃ったりしながら予定を確認できるからね。

予定の書き込みも任せた

実は、Echo/Alexaには、予定を書き込む能力もある。僕はそれを、人から聞いて初めて知った。

どんなふうにするかというと、こんなふう……

「僕のカレンダーにイベントを加えてくれ」(英語では「予定」と言わず、「イベント」と言ってる)

「了解。いつですか?」

「9月17日の土曜日」

「時間は?」

「午後6時」

「イベントの名前は?」

「空港へクライアントを送る」

「9月17日土曜日、午後6時、空港へクライアントを送る、をスケジュールに入れました。OK?」

「イエス」

……と、こんな感じ。一応(パソコンで)Googleカレンダーを開いてみると、ちゃんと予定が文字で書き込まれていた。

細かい日時などは向こう(Alexa)から聞いてくれるので、それに答えるだけでいい。もちろん最初から詳しく、

「◯月◯日の午後×時に『買い物』の予定をカレンダーに入れておいてくれ」

と言ってもやってもらえる。

Echo/Alexaをこうやって使うと、ちょっとした秘書を雇うのと同じになってくるね。

追記:ここに書いたのは、僕がアメリカで使っていた英語版Echo/アレクサのこと。だけど、日本のアレクサでも同じことができる。使えるカレンダーはGoogleカレンダーだけでなく、AppleのiCloudカレンダーやMicrosoftのOut LookカレンダーもOK。Amazonヘルプ「Alexaとカレンダー」のページに、設定方法の説明などがある。