Amazon Echo Showとは何者?

Amazon Echoシリーズには、四角いディスプレイ画面付きのEcho Show(エコー ショー)というのがある。ディスプレイといっても7インチ(対角線で約17cm)なので、ビデオを見るにはちょっと不満が残る。今回はこのEcho Showの特徴について書こうと思う。

(注:ここで取り上げたEcho Showは、アメリカで発売された第1世代のEcho Show。日本で売られているのは第2世代以降のEcho Showだ)

最初に一応コレを言っておきたいんだけど、Echo Showは見かけが四角くて他のEcho機種と違うけど、できることは基本的に他のEcho機種と同じ。音楽を聞いたり、照明のon/offをやらせたり、ニュースや天気情報を流させたり……スタンダードな筒型EchoやEcho Dot(エコー ドット)でできることは、Echo Showにも全部できる。(裏で繋がっている人工知能Alexaが同じものだからね)

米国Amazonのニュースリリースより

でも、もっと正確に言うと、Echo Showは他のEcho機種にできないことまでできるんだ。それはディスプレイ画面とカメラが付いているおかげ。

動画や画像が扱える

Amazon Echo Show(アマゾン エコー ショー)には画面があるから、当然、動画と画像も扱える。Alexaに言って、音楽だけじゃなく、動画やビデオを探してもらうことができるんだ。

画面が小さいから、これで映画のビデオを見ようって人は少ないだろうけど、料理の作り方動画なんかをちょっと見るには丁度いい。

あとは、音楽を流している時に歌詞を画面に映したり、タイマーとして使っている時に残り時間を表示したり、何もしていない時にデジタル時計になったり……と、画面付きならではの小技もいっぱいある。

声で指示する代わりに指でもできる

Echo Showの画面はタッチスクリーンになっている。だから、声でAlexaに指示する代わりに、指のタッチでもできるんだ。

声で言うより画面を指した方が早い時、あるよね? 例えば予定カレンダーを指して日を指定したり、並んだAmazon商品の中から欲しいものを指さして注文したり……。Echo Showにはそういう便利さが付け加わっているんだ。

ビデオインターフォンや見守りカメラにも

これも画面付きだからこそなんだけど、Echo Showはビデオインターフォンとして使える。Echo各機種同士には通話機能があるからね。スタンダードなEchoやEcho Dot同士だと音声のみの通話だけど、Echo Show同士だとビデオ通話になる。

他にも、赤ちゃんやペットの見守りカメラになるよ。例えば、2台のEcho Showのうち、1台を赤ちゃんの部屋に置く。もう1台をお母さんのいるキッチンに置く。そうしておいて、お母さんがEcho Showに声をかけると、赤ちゃん部屋のEcho Showが自動的に通話モードになって映像を映し始めるんだ。赤ちゃんチェックの必要がない時は、音楽聴いたり、ビデオを見たり、料理レシピを表示させたりと、別のことに使える。

もう1つ、市販の監視カメラと連携させて、Echo Showをモニターとして使うこともできる。

まあ、こんなふうに、Echo Showの能力は広がっている。日本で発売されるかどうか今のところ未定だけど、個人的にはぜひ発売してほしい。以前ブログ記事でも書いたけど、高齢の母親にプレゼントしたいんだ。そうすれば母親が便利に使えるうえに、見守りカメラにもなるはずだから。