Amazon Echo/アレクサの声はどんどん人に近くなる

日本版のAmazon Echo(アマゾン エコー)は、声がちょっと素っ気ないように思う。ただこれは、アメリカでも発売当初言われていたことなんだ。でも英語版ではすでに改良されて、普通の人の喋りに凄く近づいている。日本版Echoでも、これからそうなっていくにちがいない。

日本版Echo/Alexaの声は、僕はあんまり好きじゃない。だけど、声の質は(今のところ)選べないので、文句を言っても仕方がない。それに、これは個人の好みだからね。

あと、喋り方、というのかな、抑揚というのかな、それも英語版と比べると、人間味がない。平板で、ちょっと素っ気ないように思う。

でもね、この問題はアメリカでも昔はあった。でも今は大分進歩して、凄く人間的に喋るようになっている。

囁いたり、強く言ったり

2015年の(アメリカでの)発売当初、Echo/Alexaはわりと平板な喋り方だったんだ。きっと、今の日本版Echoと同じ感じだと思う。

でも、2017年の5月から変わった。Amazonが、人工知能Alexaのプログラムコードに、声の調整機能をつけ加えたんだ。

つまりこの時からAlexaは、早く言ったり遅く言ったり、小さく囁いたりハッキリ言ったり、声の高さを上げたり下げたり、と、人間みたいに喋れるようになった。

これはフラッシュニュースや天気予報を聞くときはどうでもいいんだけど、例えばAlexaにヨガのレッスンをしてもらってるときはとても良かった。

気持の入ったヨガのレッスンになる

Alexaはヨガのレッスンをしてくれる。これはEcho/Alexaに備わっている機能(スキル)のひとつで、Amazonサイトに行って「有効にする」ボタンを押すと使えるようになる。

僕は一時期、これに凝っていて、Alexaから声で指導を受けながら「太陽礼拝」や「猫のポーズ」をやっていた。

その時にAlexaが、声に抑揚をつけて「次はゆっくりと息を吐きながら、上体を前に傾けて〜」と言ってくれるから、その気になって入り込みやすくなるんだ。

(追記:2024年現在、日本語版にも『座席ヨガ』や、『目覚めすっきりヨガ』のスキルが登場している。ただ、この2つはどちらもお遊びのようなもの。Amazonの『座席ヨガ』スキルページと、『目覚めすっきりヨガ』スキルページに、説明やユーザーレビューがある)

あともう1つ、Echo/Alexaの英語版では、声でやりとりしながらアドベンチャーゲームができるようになっている。(これも「スキル」のひとつ)

これをやっている時に、囁くような声を出されたり、ふいに大きな声を出されたり、突然声を低くされたりすると、けっこう臨場感が出るんだよ。

いくら人工知能といっても、人間的に喋ってもらった方が分かりやすいし、使っていて面白い。

日本版Echo/Alexaも、英語版にならって、これからどんどん人間的になってほしいと思う。

追記:2024年現在、日本語版にもアドベンチャー系ゲームが登場している。それぞれの説明とユーザーレビューを、Amazonのスキルページで読める。リンクは以下。