Amazon Echoでリモコンできる電球は、普通の電球じゃないよ

うちの奥さんは、「Echoを買えば、家についているどんな電球でも、声で点けたり消したりできるようになる」と思っていた。けれど違う。まるでそんなふうな宣伝を見たから、誤解したようだ。Amazon Echo(アマゾン エコー)でオン/オフできるのは、ソレ用に作られた、特別な電球だけだよ。

Amazon Echoでリモコン操作できる電球は、スマート電球とか、スマートライトとか、スマート照明とか呼ばれている電球だけだ。普通に家についている白熱球や、普通の蛍光灯(管)ではダメ。

スマート電球というのは、根元の部分にちっちゃな電波受信機と自動オン/オフのスイッチが入っている。それがEcho/アレクサからの命令を受信して、スイッチを入れたり切ったりする。だから自動で点いたり消えたりするわけなんだけど、そんなものが一切入ってない普通の電球は、アレクサからの命令に全く反応できないんだ。

フィリップスHue電球が有名

Echoでリモコンできる電球は、複数のメーカーから出ている。アメリカでは5〜6種類のブランドがあって、中でも「フィリップスHue電球」が有名。日本でも、数年前までは「フィリップスHue電球」がイチオシのブランドだった。(今では他にもいろいろなメーカーから出ている)

Amazonに行くと、「スマートホームストア」というセクションにこういった電球が集まっているから選びやすいよ。

一般の商品ページから探すときは、【AmazonAlexa対応製品】とか【AmazonAlexa認定取得製品】という言葉を目印にするといい。商品ページのどこかにこう書いてあれば、Echo/アレクサでリモコンできると保証されている。

ちなみに、スマート電球はどれもLED。だから、白熱球や蛍光灯と比べると、値段はそれなりに高いよ。

フィリップスHue電球には「ブリッジ」とか「ハブ」と呼ばれる装置が必要

ハイテクが暮らしを楽にしてくれるのはいいんだけど、それと同時に、いろんな装置が必要になって来るのは頭が痛い。

上に書いたフィリップスHue電球を使うにも、Echoとその電球があるだけじゃダメで、もう1つ、「ブリッジ」と呼ばれる小さな装置が必要になる。

(「ブリッジ」とは、簡単に言うと電波の変換器。名称はメーカー各社でまちまちで、「ブリッジ」以外に「ハブ」「スマートハブ」「スマートホームハブ」などとも呼ばれる。詳しくは本ブログ記事『Amazon Echoでできること:照明のon/offをやらせた』をご参照ください)

この「ブリッジ」は、1個あれば事足りるよ。1個の「ブリッジ」で50個以上のフィリップスHue電球を、(Echo/アレクサと連携させて)使えるようになる。

フィリップスの「ブリッジ」についての詳しい説明や値段は、Amazonの商品ページ「Philips Hueブリッジ」で読める。

追記:Echoのいくつかの機種には、「ブリッジ」が内蔵されている。その機種は、(2024年時点の最新モデルでは)Echo(第4世代)とEcho Show10 (第3世代)の2つ。この2機種ならPhilips Hueブリッジは不要だ。Hue電球だけあれば、アレクサで操作できる。(Amazonは「ブリッジ」のことを「Zigbeeスマートホームハブ」と呼んでいるが、どちらも同じもの)

Amazon「Echo (第4世代)」の商品ページへ→

Amazon「Echo Show 10(第3世代)」の商品ページヘ→

また、フィリップス以外のメーカーから、「ブリッジ」(「ハブ」「スマートハブ」)不要のアレクサ対応電球がいくつも出ている。これならEchoのどの機種でも「ブリッジ」は不要。ただし、(WiFi電波を利用する電球なので)消費電力が多くなるというデメリットがある。Amazonの「スマートホームストア/スマート照明」のページに行って、「ハブ不要」と書かれている電球を探すと見つかる。