Audible(オーディブル)のコイン制をわかりやすく損得解説

Audible(オーディブル)のオーディオブック/ボイスブックは、Amazon Echoで聴ける。それで入会を考えている人もいるんじゃないかな。ところがオーディブルは、ちょっと耳慣れない「コイン制」。聴き放題じゃないから、損か得かが分かりづらい。そこで、そのあたりを解りやすく解説してみようと思う。

コイン制のオーディオブックショップはちょっと珍しいけど、アメリカのAudibleはずっと前からそうだった。僕も、アメリカにいた頃、よく利用していた。(アメリカではコインと言わずに、クレジットと言っていた)

コイン制というのは、現金じゃなく、コインで本(オーディオブック/ボイスブック)を買う制度。そのコインは、月会費を払う会員だけがもらえる。

このコインが、1コイン=○○円というふうに決まっていればいいんだけど、Audibleの場合そうじゃないから、ちょっと難しいんだ。コインの使い方次第で、大きく得することもあれば、逆に損することも出てくる。だから、入会を検討するとき、コイン制度をざっとでも理解しておいた方がいいよ。

※ これから書くのは、全部、Audibleの会員になったときのこと。会員にならなくても、Audibleでは現金(クレカ払い)で購入できる。

1コインで、定価を無視して1冊買える

Audibleの会員になると、毎月1,500円の会費を払わなければいけない。すると、毎月、コインを1つずつもらえる。2ヶ月で2コイン、3ヶ月で3コイン……というわけ。

このコイン1つには、だいたい1,500円の価値があると考えていい。(そうじゃなきゃ困るよね、1,500円払ってるんだから)ただ、だいたい1,500円の価値があるだけで、きちっと1,500円の価値があるわけじゃないんだ。

なぜかと言うと、1コインでどんな値段の本(ボイスブックだけど、これから先全部「本」と書く)も買えるから。3,000円の本を買ってもいいし、こんな人はいないと思うけど、500円の本を買ってもいい。つまり、使い方次第で1,500円以上の価値にもなるし、それ以下にもなるというわけ。

実際に使っている僕の感じを言うよ。僕は1コイン2,000円くらいの価値だと感じている。Audibleにある本のほとんどが1,500円〜3,000円で、僕が読みたい本もその価格帯にあるから、これまでに買った本の定価を平均すると1冊2,000円程度だ。1コイン(1,500円)で2,000円の本が買えてるわけだから、わるくない。非会員より約3割得してる。(5,000円とか6,000円とかの高い本ばかり買えばもっと得できるんだろうけど、残念ながら僕の読みたい内容じゃないんだ)

ところで、使わなかったコインはどうなるかというと、どんどん貯まっていく。でも、6ヶ月の有効期限があるから気をつけた方がいい。受け取ったコインは、それから6ヶ月以内に使わないと無効になってしまうよ。これは嫌だよね。できれば無期限にして欲しいけど、いま現在はこういう決まりなので、特別警戒しておくしかない。

特に、読書時間が(ボイスブックだから聴書時間か)少ない人は注意。月に平均1冊のペースで読んで(聴いて)いけないと、月々配布される1コインを消化できない。使わないコインが貯まって、期限切れになってしまう可能性が出てくる。こういう人、言い換えれば「積ん読」傾向がある人は、入会しない方がいいかも知れない。あるいは、途中までやってみて、自分のペースを見て、ダメだったら退会するのもいい。退会はいつでもできるようになってるよ。

逆に、「月に1コイン=1冊じゃ足りない」という人には、今後の話だけど、追加でコインを買えるようになるそうだ。「3コインまとめてご購入いただける特典もご用意する予定です」と、Audibleのヘルプページに書いてある。また、後で詳しく書くけど、会員なら現金(クレカ払い)で本を買っても30%割引になる。

買った本(ボイスブック)は永遠に自分のもの

コインで買った本は、現金で買ったのと同じように、自分のものになるよ。Audibleが前にやってた聴き放題プランや、今もaudiobook.jpがやってる聴き放題プランだと、退会したとたん、それまでにダウンロードした本が聴けなくなってしまう。(ただし聴き放題の本だけね。現金で買った本は、もちろんいつまでも聴ける)Audibleなら、退会した後も、本は完全に自分のものになる。

本はそれでいいとして、退会後にコインはどうなるか気になるよね。これは、残念なことに、消えてしまう。退会した瞬間から、持っているコインは無効になってしまう。そりゃないよ〜と言いたいんだけど、まあ、コインを使い切ってから退会するしかないのかな。

現金でも30%Offで買える

現金(クレカ払い)で買うとき、どの本も30%割引になる。これも会員だけの特典。例えばコインを使い切ってしまっても、非会員より相当安く、追加で買えるというわけ。もちろんコインを持っていても、30%割引で現金(クレカ)払いができる。

この30%Off制度、見過ごされがちだけど、実は得するための武器になるんだ。アメリカではみんなこうやって節約していた。その方法(とても単純)を紹介するよ。

例えば、3,000円の本が欲しいとき、あなたが1コイン持っていたら、どうする? 迷わず買うよね。だって1,500円払って受け取った1コインで、3,000円のものが買えるわけだから、1,500円分得する。

じゃあ、欲しい本が1,000円だったらどうする? 1コイン(=1,500円)でそれを買うと、500円の損になる。でも、その本がどーしても聴きたかったら?

こういうとき、30%割引を使うんだ。コインはもっと高いものを買うときに取っておいて、安い本は現金で買う。(1,000円の本だったら700円で買える)

僕は、2,000円以上の本しかコインを使わないようにしてるよ。言い換えれば、コインを使って実質30%以上割引になる場合にしかコインを使わない。計算して30%以下の割引率だったら、現金の30%割引の方で買う。こうすれば、絶対に損することはないからね。

ちなみにAudibleの本は安くて300円、高い方は6,000円くらいまである。版権切れの名作文学や、子供向け絵本(の朗読)なんかは300円〜500円程度、有名な俳優が人気作品を朗読していたりすると5,000円〜6,000円ということもある。一番多い価格帯は2,000円〜3,000円と思っていい。

聴いた本を返品・交換できるのも会員だけ

普通、返品・交換といえば、商品に不備があったときだと思うけど、Audibleの会員は、何の不備もない本も(1年以内なら)返品・交換できる。つまり、問題なく最後まで聴ける本も、返品できるんだ。しかも、クリックするだけで。

具体的なやり方は、Audibleのヘルプページ「タイトルの返品方法を教えてください」に書いてある。簡単に言うと、AudibleのPCサイトにアクセス→本の横にある『返品する』ボタンを押せばいい。次の瞬間にはコインが戻っているよ。(スマホアプリからはできないので、スマホでやるときは、ブラウザでPC版サイトを選択してアクセス)最後まで聴いた本も返品できる。

こんなに簡単に返品できると、「何回でもやって別の本を買えば、読み放題と同じじゃん」と考える人が出てくる。僕もそうだった。でもそこまで上手くいかず、返品回数に制限がある。何回まで? カスタマーサービスに問い合わせたところ、言葉を濁して教えてくれなかったけど、ブロガーさんの中には8回までやったという猛者がいるよ。(『ひとぅブログ』のひとぅさん。9回目で制限がかかって、それでもメールで連絡し、返品してもらったそう。詳しくは「【人柱レポ】コイン制に移行したAudibleで9回目でウェブ画面から返品不可に~カスタマーサービスで返品してみた」に書かれている)

こんなふうに、Audibleのコイン制は、使い方次第で得になるようにできている。1ヶ月の無料体験期間があるから、試すこともできるよ。無料体験でもコインが1つもらえ、オーディオブック1冊がタダで自分のものになる。期間中でも退会できる。

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