アレクサCMで英語リスニング強化(その3)

このサイトを一緒に作っている柴やん、Hiroshiと、最近、英語勉強会みたいなことをやっている。僕、nobu(TOEIC900保持者)が一応先生。このページはその一環。僕がニューヨークのESLコースで教わったリスニングのコツを、Echo/アレクサのCMを教材にして教えるよ。本来は仲間内のものなんだけど、どうせなら皆んなとシェアしたい。

3回目になる今回は、「check in on」というイディオムが聞き取れるかどうかに挑戦してみよう。

このイディオムは check in on (someone) と、後に「人」が来ることが多く、今回のビデオでもそうなっているよ。

意味は、「someoneの安全を気にしてその人のことを積極的に見てチェックする」という感じ。単に、見てチェックするだけじゃなく、「安全を気にして」というニュアンスが入ってるんだ。

だから、好きな人のことが気になってチラ見してしまうような時に、I check in on~ とは言わない。けど、その人が病気で危篤状態なら、安全、(というか生死)が気になって様子を頻繁にチェックするよね? そういう時に、check in on him/her というふうに言う。

で、逸れた話を戻そう。

今回教材にするビデオは、画面付きスマートスピーカー 「Echo Show」が発売になった時の、アメリカのプロモビデオ。

この1分間のビデオのどこかに、上で言った check in on が出て来る。それが聞き取れるか、耳で探してみよう。「ここだ!」と分かったら、その場所(分:秒)を覚えておくか、その時の背景に何が映っているかを覚えておいてね。後で答え合わせをしよう。

じゃあ、下のビデオをスタート。(YouTubeは字幕表示ができるけど、最初は字幕なしで聞こう)

分かったかな?

分からなかった人のためにヒントを出すと、それは後半30秒に出てくる。前半はEcho Showの性能を、カッコイイ用語(vibrant HDとかpre-designed speakersとかbuilt-in hub)でアピールしてるだけで、これは分からなくたって何も問題ない。(というか、ネイティブだって普通わからない)

  • vibrant HD HD(エイチ ディー)はHD screen(High Definition screen)の略。高解像度のディスプレイスクリーンのことだね。vibrantは「鮮明な」。
  • pre-designed speakers 広告だからカッコつけた言い方をしてる。文字通り訳すと、「あらかじめ(pre)設計された(designed)スピーカー」となるけど、設計はいつだってあらかじめするわけだから、この言い方にする必要性はない。
  • built-in hub hub(ハブ)というのは、Alexaと家電製品を無線でつなぐ電子装置。Echo Showにはこれが内蔵(built-in)されているということ。

そして、check in on する対象(someone)は早い話baby(赤ちゃん)なんだけど、ビデオではbabyとは言わず、”check in on your little human” (あなたの小さな人間)なんていう洒落た言い方をしている。

一度で分からなかった人は、もう一度、後半30秒に集中して聞いてみよう。そして、”check in on your little human” を探してね。

で、次に、字幕を表示させて答え合わせ。check in on が出て来る場所は、というと……(次の行に白文字で書いたから、反転させて読んでね)

0:47〜48あたり。Echo Showの画面に青い海の絵が映っているところ。この後すぐに、画面に赤ちゃんが映る↓

どうだった?

Checkもinもonも、簡単な単語で、それぞれの発音もよくわかってるはずなのに、一続きで言われると、結構聞き取れなかったんじゃないかな?

実際、チェック+イン+オンでも、ネイティブはそう発音しないんだね。言葉と言葉が繋がって、チェッキンオンになる。もっと早く発音するときは、チェキノンと聞こえる時も多いよ。

下のビデオは、その部分「Alexa can also see who’s at the front door and check in on your little human」から始まるようにセットしてあるから、聞いて確かめてみよう。

ネイティブのESLの先生は、「check’n’un」というような発音になる、と教えてくれた。カタカナで書くと、「チェック’ン’ァン」みたいな感じかな。余談だけど、「on」の発音は「オン」じゃなく、un(ゥンとかァン)みたいにだらしなく言うのが正しいんだよ。

今回のイディオム「check in on」を聞き取るコツは、ひとまとめにして音を捉えること。3つの単語が集まって出来ている、と考えているうちは、なかなか聞き取れないよ。「check in on」じゃなくて、checkinon、ね。チェック・イン・オンじゃなくて、チェッキンノン、ね。

「それじゃあまるで、全然別の単語を1つ覚えるようなもんじゃないか」とうんざりするかもしれないけど、実を言うと、これこそが英語リスニング上達のカギなんだ。

リスニング上級者は、イディオムはひとまとまりの別の単語、として覚えている。分解してなんか覚えていない。それに、ひとまとまりで覚えると、自分が喋る(スピーキング)時も、驚くほど速く喋れるようになるよ。

最後に、スマホだと字幕が出ないから、transcriptを載せておいた。何て言ってるかわからない部分を知りたい人は、聞きながら読むと分かるよ。

Say hello to Echo Show.

It connects to Alexa to show you things in vibrant HD, with pre-designed speakers for premium sound, and a built in hub that can quickly set up and control your smart home devices.

Just ask to watch live TV or your favorite show, or to cook up something new.

“Alexa, show me how to make gazpacho (注1).”

“Ok, for gazpacho, here are a few recipes”. (アレクサの声)

Echo Show can stream all your favorite music from all your favorite places, and call almost (注2)anyone.

“Alexa, call Katy”.

“Calling Katy”.(アレクサの声)

“Hey you!” (Katyの声)

“Alexa, start my day”.

With routine, it’s easy to turn on the lights, turn up the heat, and more with a single command.

Alexa can also see who’s at the front door or check in on your little human.

“Alexa, show me the nursery”.

Best of all, Echo Show and Alexa are always getting smarter, and adding new features and skills.

Echo Show, from Amazon.

注1:gazpachoはスペイン料理の「ガスパチョ」のこと。YouTubeの字幕表示では、字幕生成する機械がこの部分を聞き取れれておらず、「a spot show」と、意味不明な字幕を生成している。ガスパチョの「ガ」がほとんど発音されてないので、確かに、スポッ(ト)ショ、と聞こえる。

注2:この部分、YouTubeの字幕は「columnist(コラムニスト=コラムを書く人)」となっている。これは字幕生成機の聞き違い。「call almost」が正しい。人間なら文脈から「call almost」だと分かるが、これを早く発音するとコラムニストの発音と非常に似てくるので、機械が聞き間違えたのだろう。

[連載目次]

アレクサCMで英語リスニング強化(その1

アレクサCMで英語リスニング強化(その2)

アレクサCMで英語リスニング強化(その3)

アレクサCMで英語リスニング強化(その4)

アレクサCMで英語リスニング強化(その5)

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