Amazon Echoの第3世代と第4世代を比較:どこが進歩したか

EchoのNewモデル(第4世代)が、9月24日に発表された。発売は10月なので現時点(2020/9/28)では手に入らない。とりあえず、新しい第4世代と旧型の第3世代を、発表されている資料から比較して、変更点を上げた。大きなものは見た目のデザインと、スピーカーの構成が変わったこと。そして、スマートホームハブが内蔵されたこと。その他の基本的機能に変更はない。

デザインが大きく変わった

Echo 初代から第3世代までは筒型のデザインだったけど、新しい第4世代はガラリと変わって、球型になった。写真の左が第3世代、右がNewの第4世代。

Echo 第3世代

Echo 第4世代

これ、どっちが好きかは人それぞれだから何とも言えない。

大きさ的には、新しい第4世代の方がやや大きいと言える。筒型第3世代より高さは1.5cm低くなったけど、丸いぶん、横幅(と奥行き)が4.5cm増えているから。置くためのスペースが、ちょっと多く必要。

Echo 第3世代:幅99×奥行き99×高さ148mm
Echo 第4世代:幅144×奥行き144×高さ133mm

あと、第4世代は重さが160グラム(文庫本1冊分くらい)増えて940グラムになっている。(第3世代は780グラム)これは、次に書くけど、主にスピーカーの数が増えたのが理由。

内蔵スピーカーが1つ増えた

筒型第3世代には、低音用のウーファーと高音用のツイーターが1つずつ、計2つのスピーカーが内蔵されている。対して新しい第4世代は、低音用ウーファーが1つに、高音用ツイーターが2つ。つまり、ツイーターが1つ多くなった。

オーディオに詳しい人は、「ステレオになったのか?」と思うかもしれない。けど、ステレオではなくモノラル。(第3世代も第4世代も共にモノラルだ)たんにツイーターの数を増やして、高音を増強する目的らしい。

スピーカーの数だけでなく、第4世代は、スピーカーの配置も変更されている。第3世代では、ウーファーとツイーターの2つが上下に向かい合わせに配置されていた。音が360度に広がるようにだ。一方第4世代は、ウーファーは上向きだけど、2つのツイーターは前向きに付いている。(アメリカのAmazonに内部構造の写真がある)つまり、新しい第4世代は、低音は360度に広がり、高音は前方に出るという設計になっている。

スピーカーそれぞれの大きさは、どちらも変わらない。第3世代も第4世代も、ウーファーは3.0インチ(直径76.2mm)だし、ツイーターは0.8インチ(直径20mm)。

Echo 第3世代:3.0インチウーファー1個、0.8インチツイーター1個
Echo 第4世代:3.0インチウーファー1個、0.8インチツイーター2個

第4世代の実際の音が良くなっているか、は、聴いてみるまで分からない。(入手したらレビューする予定)高音を出すツイーターが2つだし、前向きに付いているので、正面で聴く限り高音が鮮明に聴こえるのは確かだろう。Amazonは第4世代を発表したバーチャルイベントで、「ボーカルが明確に聴こえるようになる」と言っている。

スマートホームハブが内蔵された

Echoシリーズの他機種には、スマートホームハブ内蔵のものがある。Echo第4世代もそれと同じになった。(第3世代には内蔵されていない)

スマートホームハブ(スマートハブ、あるいは単にハブとも呼ばれる)は、アレクサに家電品を操作させるときに要り用になるもの。無線発信器みたいなもので、家電品に向けて司令の電波を飛ばす役割がある。別売り(数千円)もされてるけど、Echo第4世代にはこれが内蔵されているというわけ。内蔵されてない第3世代と、されている第4世代の値段はほぼ同じなので、家電品操作をしたい人は第4世代を買うのが得だね。

ただ、このスマートホームハブはZigbee(ジグビー)という規格のもの。Zigbeeは比較的ポピュラーだけど、別規格の家電品を使うときは、それ用の別売ハブが必要になるよ。最近はハブ不要の家電品も増えてきてるので、ハブそのものが要らないこともある。

反応速度が(理論的には)速くなった

Echo第4世代には、Amazonが新開発した「AZ1 ニューラル・エッジ 」プロセッサが、補助的に使われている。これは第3世代のプロセッサより速いので、「アレクサの応答速度を大幅に改善」するとAmazonは言っている。

ただ、プロセッサが速くなっても、使った感覚として「大幅に」速くなるとは限らない。実物が手に入ったらこれも調べてみるつもり。

ITmediaの記事によれば、日本での発売当初、Echo第4世代の新しいプロセッサは作動しないようになっている。後日、自動で行われるソフトウェアアップデートで作動開始するとのこと)

温度計が内蔵された

新しいEcho第4世代には、室温を直接計るための温度計が内蔵されている。これは小さなことで、今のところメリットは特にない。(あるとすれば、アレクサに室内の温度を教えてもらえることくらい)

ただ、将来はこの温度計が、家電品のコントロールに使われるだろうと言われている。例えば、アレクサが室温に応じてエアコンをON/OFFしたり、とか。

アレクサがこの温度計でいろいろやり始めるのはいつ頃か? それについては全く発表されていない。

色のバリエーションが減った

Echo第3世代には色のバリエーションが4種類あったけど、新しい第4世代は3種類になった。選択の幅が狭まったのはちょっと淋しい。

Echo 第3世代:サンドストーン(白)/ヘザーグレー(濃い灰色)/チャコール(黒)/トワイライトブルー(灰色がかった青)
Echo 第4世代:グレーシャーホワイト(白)/チャコール(黒)/トワイライトブルー(灰色がかった青)

ちなみに、グレーシャーホワイトのグレーシャーとは「氷河(glacier)」のこと。第3世代のサンドストーン(白)との違いはほとんど分からない。

以上、Echo第4世代を買う前に知っておくといい点を挙げた。発売は10月22日から。現在は、Amazonの商品ページで予約受付中。一応、下に広告リンクを1つだけ貼っておく。チェックしたい方はどうぞ。