9月24日にアマゾンから発表されたEcho DotのNewモデル(第4世代)。旧型の第3世代と比較して変わった点を下に挙げた。とはいっても、形が球になった以外、大した変更点はないよ。つまり、中身は同じと考えていい。通常販売価格も似たようなもの。第3世代で好評だった時計付きバージョンも、そのまま第4世代に引き継がれている。
デザインが大きく変わった
旧型のEcho Dotは、直径10cm(正確には99mm)の円盤型だったけど、新しいEcho Dot第4世代は直径10cmの球体。どちらも手に収まるコンパクトサイズ。でも見た目の印象は全然違う。下の写真左が第3世代、右が第4世代だ。
第4世代はずいぶん大きくなったように感じるかもしれない。でも、横幅はどちらもほぼ同じ10cmだ。球形の第4世代は一番長い部分で幅10cm、第3世代は厳密に言うと幅99mm。幅10cm程度のスペースがあればどちらでも置ける。
高さは第4世代の方が大分高いが、そうは言っても8.9cm。大玉りんご1個分くらいの感じ。
Echo Dot 第3世代:幅99×奥行き99×高さ43mm
Echo Dot 第4世代:幅100×奥行き100×高さ89mm
反応速度が(理論的には)速くなった
Echo Dot第4世代には、Amazonが新開発した「AZ1 ニューラル・エッジ 」プロセッサが、補助的に使われている。これは第3世代のプロセッサより速いので、「アレクサの応答速度を大幅に改善」するとAmazonは言っている。
ただ、実際に使ってみてどの程度速いと感じるかは、今は発売前なのでわからない。
(ITmediaの記事によれば、日本での発売当初、この新しいプロセッサは作動しないようになっているらしい。後日、自動で行われるソフトウェアアップデートで作動開始するとのこと)
内蔵スピーカーの配置が変わった
これは機械内部のことだけど、内蔵されたスピーカーの向きが第3世代と第4世代とでは変わっている。スピーカーそのものはどちらも同じ、1.6インチのモノラルスピーカーが1個だ。
旧型第3世代のスピーカーは下向きに付いていて、音は本体の底(のたくさんの穴)から出るようになっている。こうすると、本体を置いた机などの面に音が反射して、360度に広がるという利点がある。
対して新しい第4世代のスピーカーは、正面に向かって斜め上向きに付いている。こうすると、正面で聴いたときの音がよりはっきりする。
どちらがいいかは個人の好み。それに、スピーカーが同じ1.6インチなので、それほど大きな違いはないと思う。
色の選択肢が減った
新しいEcho Dot第4世代は、色のバリエーションが3色。グレーシャーホワイト(白)、チャコール(黒)、トワイライトブルー(灰色がかった青)だ。
旧型の第3世代は4色あるので、それと比べると選択肢が狭まった。
Echo Dot 第3世代:サンドストーン(白)/ヘザーグレー(濃い灰色)/チャコール(黒)/プラム(暗いピンク)
Echo Dot第4世代:グレーシャーホワイト(白)/トワイライトブルー(灰色がかった青)
時計表示が付いた「Echo Dot時計付き」の第4世代は、色のバリエーションが2色。グレーシャーホワイト(白)とトワイライトブルー(灰色がかった青)。(※Amazonの商品ページではチャコール(黒)も選べるように表示されるが、これはAmazon側の手違い。そのうちスタッフが気づいて直すと思う)
旧第3世代の時計付きはサンドストーン(白)のみだったので、時計付きに関しては選択肢が増えたと言える。
Echo Dot時計付き 第3世代:サンドストーン(白)
Echo Dot時計付き 第4世代:グレーシャーホワイト(白)/トワイライトブルー(灰色がかった青)
ちなみに、グレーシャーホワイトのグレーシャーとは「氷河(glacier)」のこと。サンドストーン(白)とほぼ同じに見える。
Echo Dot第4世代と第3世代の違いは以上。これ以外の部分はどちらも同じだ。呼びかけると応える人工知能アレクサは、どちらも同じもの。外部スピーカーをケーブルで繋ぐための3.5mmジャックも、両機種に付いている。スマートホームハブはどちらにも内蔵されていない。選ぶ決め手は、球形が好きか、円盤が好きかになるだろう。
Amazonの「Echo Dot第3世代」のページはこちら→
Amazonの「Echo Dot第4世代」のページはこちら→
時計付きの方は、第3世代の販売は終了している。新品で買えるのは第4世代のみ。