【Amazon Echoレビュー】同価格帯では最高のサウンド

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これを買う理由

  • 価格のわりに音質がとても良い
  • 声の命令だけで、手を使わずにさまざまな操作ができる

買うのを見送る理由

  • 旧型Echo(第2世代)と比べて、新しい機能は加わっていない

Amazon Echo(アマゾン エコー)は、人工知能/Alexa(アレクサ)とネットで繋がったスマートスピーカー。お天気情報やニュース、交通情報を声で教えてくれたり、あなたの代わりに買い物をしてくれたり、音楽を聴きたいときにはまるでDJのようになって、気分に合った曲を選んでくれたりします。

また、声で指示すると家電品を操作してくれるのもEchoの能力。操作できる家電品は今のところ多くありませんが、海外では多くのものがEchoに対応しており、日本でも対応家電が増え続けています。

オーディオスピーカーとしてEchoを見た場合、機能は水準以上。同価格帯のスピーカーと比較して、音の良さで群を抜いています。ただ、充電式でないので、好きな場所に持ち出せないのが玉にキズです。

デザイン

Amazon Echoの側面は、布地を張ったファブリック仕上げ。布地はポリエステル製で、ふんわりと柔らかい手触りです。

色はチャコール(ほぼ黒に見える灰色)、ヘザーグレー(やや濃い灰色)、サンドストーン(白に近い灰色)、トワイライトブルー(薄い青)の3色から選べます。グレー系は他の色と喧嘩しないので、さまざまな色使いのインテリアに合うでしょう。トワイライトブルーは、トロピカルな感じの部屋によく合いそうです。(このレビューではサンドストーンを使いました)

丸みをおびた筒型の形は、Echo Plusとまったく同じ。サイズもまったく同じです。(148 x 99 x 99 mm

底面は、貼りつく感じのラバー仕上げになっているので、少しのことでは滑ったり倒れたりしません。

操作ボタンは上面にある4つだけ。電源のon/offボタンはなく、ACアダプタをコンセントに差し込むと電源が入ります。その後Echoは常に待機状態になり、あなたの声の命令を待ちます。

上下にある「+」「−」ボタンは、ボリュームの上げ下げに使います。ボタンを使わず、声の指示で上げ下げすることもできます。

右側のドット「・」のボタンは「アクションボタン」といって、ここを押すとEcho Dotがあなたの命令や指示を聞く態勢に入ります。声で「アレクサ」と呼びかけても同じことなので、このボタンはあまり使いません。「アレクサ」と呼びかけるのが嫌な人はボタンを使っています。

左側の「」マークのボタンはマイクオフボタンで、これを押すと、Echoの耳である内蔵マイクをon/offできます。マイクをoffにすると、Echoは声や物音を全く感知しません。プライバシーを重視するユーザーは、人との会話を(Echoに)聴かれたくない時このボタンを使っています。

ポツポツと開いた7つの小穴は、あなたの声を聞き取るマイクです。

外周に沿って光る輪はステータス表示で、ここの光り方を見れば作動状態が分かります。例えば、Echo/Alexaがあなたの声を聞き取って、その意味を解釈している間、光る輪は(コマーシャルなどで見るように)ブルーになって回転します。

Echoに内蔵されているスピーカーはEcho Plusと同じで、中・低音用の3.0インチ(76.2mm)ウーファーと、高音用の0.8インチ(20.3mm)ツイーターの2つ。ステレオではなくモノラルです。ウーファーには、一般スピーカーよりランクの高いネオジウムスピーカーが使われています。

2つのスピーカーは、上下向かい合わせに内蔵されており、音はそこから横に出て、周囲360度に広がる設計です。(Amazonのページに、内部透視図が掲載されています)

Echoの裏側を見ると、下の方にAC電源の差し込み口があり、それと並んで3.5mmオーディオジャックの差し込み口(AUX OUT端子 ステレオ)があります。Echoの内蔵スピーカーの音質に不満なときや、ステレオで聴きたいときは、こことステレオセットのAUX INをオーディオケーブル(線)で繋いで、ステレオセットのスピーカーを鳴らせます。

また、Bluetoothスピーカーを接続(ペアリング)して鳴らすこともできるので、すでに持っている高性能のBluetoothスピーカーも利用できます。

Echoは片手で握って持ち運べる大きさですが、バッテリー充電式ではなく、コードをACコンセントに差し込んでおかないと使えません。この点はやや残念という感じ。

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初期設定

買ったばかりのEchoを使い始めるには、まず電源コードをコンセントに差し込んでから、専用のAlexaアプリで初期設定をします。

Alexaアプリは、スマートフォンでGoogle PlayやApp Storeから無料ダウンロードします。

ダウンロードしたアプリを開いた後は、画面の指示通りに入力していくだけ。WiFiパスワードの入力が少し面倒ですが、あらかじめパスワードを手元に準備しておけば、それを打ち込むだけです。

早ければ10分程度で終了。スマホの操作ができれば問題なくできます。

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Alexa(アレクサ)を使う

Amazon Echoに向かって声で指示すると、Echoに繋がっている人工知能Alexa(アレクサ)が音楽をかけてくれたり、Amazonで買い物をしてくれたり、ニュースやお天気情報を聞かせてくれたり、照明の明るさ調節をしてくれたりします。

こういった指示をするには、まず「アレクサ」と呼びかけます。呼びかけられて初めて、あなたの指示を聞くようになっています。(呼びかける代わりに、本体上部のアクションボタンを押してもかまいません。Alexaは同様に指示待ち態勢になります)

あなたが指示や命令を口で言うと、Echo本体上部の光の輪がブルーに光ります。これは「Alexaが考え中」のサイン。言われた指示を解釈し、対応しようとしているところです。

Alexaができる仕事は、上に挙げた以外にもいろいろ。初期設定した時からすぐにできるのはーーあなたが言ったことを「やることリスト」に追加する、カレンダーの予定をチェックして読み上げる、Amazonで買い物する、あなたが言ったアイテムを「買い物リスト」に追加する、ニュース・交通情報・お天気情報・スポーツの試合結果を声で知らせる、指示した時間にタイマーやアラームを鳴らす、あなたのリクエストに応じて音楽を流すなどです。オーディオブック(Audible/オーディブル)やKindle本の読み上げにも対応しています。

例えば、今日の天気を尋ねてみると、Echo/Alexaはまず、現在の天気と気温を言ってくれます。それ以上こちらが何も言わなくても、今後の天気の移り変わり(の予報)を教えてくれます。Alexaは話の流れをある程度理解するので、その後「明日は?」と言うだけで、明日の天気を教えてくれます。

ただ、本物の人間ほどこちらの意図をくみ取ってはくれません。例えば買い物リストに2つのアイテムを追加するとき、「アレクサ、買い物リストにビールを追加して」「アレクサ、買い物リストにシャンプーを追加して」と2回言わなければなりません。このあたりはAmazonに改良を期待したいところ。

こういったAlexaの機能は、買った時点からすぐ使えるようになっています。が、それ以外にも、Alexaアプリからスイッチを入れる(有効化する)ことで使えるようになる機能が多くあります。

Amazonが「スキル(skill=技能)」と呼んでいるこの機能は、発売当初から300種類ほどあり、今も増加中。(海外ではすでに1万を超えている)例えば、クックパッドのレシピを調べたり、ぐるなびを調べたり、タクシーの手配をしたりするのは「スキル」です。

Alexaスキルガイド(Amazonサイト)→

呼びかけるときの「アレクサ」という名前が気に入らないなら、「エコー」「アマゾン」「コンピューター」のどれかに変更可能。ただし、これ以外の名前は(今のところ)つけられません。

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声で家電品を操作する

Echo/Alexaに声で指示して、家電品を操作できます。

例えば照明の電球(AmazonにあるPhilips Hue電球など)を点けたり消したり、明るさを調節したり、ドアロック(AmazonにあるQrio Smart Lockなど)をかけたり、を、声で命令してやらせられます。

(ただ、これをするにはEcho単体ではダメで、スマートハブという特別な無線装置を買い足す必要があります。スマートハブの値段は数千円といったところ)

また、スマートリモコンという装置(「eRemote」などがAmazonにあります)と組み合わせて使えば、Echoに命じて、ほとんどの機種のエアコンを操作できるようになります。

→Amazon Echoに照明のon/offをやらせた体験談(本ブログ記事)

→スマートコンセントを利用してAmazon Echoに電源のon/offをやらせた体験談(本ブログ記事)

海外ではEchoでガレージのシャッターの開閉もできるようになっており、日本でも今後、Echo対応の家電設備が続々登場するでしょう。

Echo/Alexa対応の家電製品は、Amazonスマートホームストアにまとめて紹介されています。

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音楽を聴く

Echoはあなたのアマゾンアカウントと連携しているので、Amazonで買ったデジタルミュージックならいつでもストリーミングで聴けます。

また、アマゾンプライム会員やAmazon Music Unlimited(アマゾン ミュージック アンリミテッド)の会員になっていれば、音楽配信で100万曲〜4000万曲が聴き放題です。

日本の音楽配信サービス「dヒッツ」、「auうたパス」もEcho対応なので聴けます。

→Amazon Echoで聴ける音楽配信サービスを比較(本サイト記事)

Echo/Alexaに選曲リクエストをしないのであれば、無料インターネットラジオTuneInの音楽局を指定して流させておくこともできます。

すでにスマホにダウンロードしてしてある音楽ファイルを聴くには、BluetoothでスマホとEchoを繋ぎ(ペアリングし)ます。その設定はAlexaアプリで。Echo/Alexaに「ペアリングして」と話しかければやり方を教えてくれます。

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音質

Echoの音質は、一言で表すと「クリア」。明解で、歯切れのいい音がします。旧型Echo(第2世代)と比べると、ウーファースピーカーのグレードが上がり、しかも一回り大きくなったので、そのぶん低音にパワーが出ています。

ただ、置いたテーブルを振動させるほどの低音パワーはありません。音の良さで群を抜くSonos Move(アレクサ搭載のスマートスピーカー)の低音にはそれだけのパワーがあると言われていますが、Echoでそこまでは無理です。

試しにビートルズの「A Hard Day’s Night」をEchoで聴いてみると、あの有名なギターのオープニングコードがとても鮮明に聴こえました。

マイケル・ジャクソンの「Billie Jean」は、特徴的なベースラインのドライブ感がよく出ていました。また、マイケル・ジャクソンの高い声は、ややくぐもった感じがありましたが、弱々しくはなく、芯のある声に聴こえました。

アコースティックサウンドでも、クリアな音質は変わりません。ジョージ・ガーシュウインの「ラプソディ・イン・ブルー」を聴いてみると、ピアノの音ははっきりと明解に、オーケストラの合奏部分では各楽器の音が別れて聴き取れました。

ヒップホップに特徴的なベースのドライブ感もきちんと再現されていました。が、例えばザ・ウィークエンドの「The Hill’s」ほどベースが強力になると、低音部のニュアンスを再現するのは難しくなります。

Echoの音量は、広い部屋を音で満たすのに十分です。ボリュームを最大(10)にすると音がやや割れますが、これは最高クラスのスピーカーでない限り普通にあることなので、気にはなりませんでた。

また、ボリュームを中(5)以下にしておくと、何かをやるときのバックグラウンドミュージックを聴くのに最適です。

Echoより音の良いスピーカーは、BoseやSonyやSonosなどからいくらでも出ています。また、スマートスピーカーでは、値段は高いですが、「Sonos One」の方が音質は明らかに上です。

けれど、Echoと同価格帯の製品の中では、Echoの音が群を抜いていると言えます。

Echoでよりクオリティの高い音を求めたいときは、Echoとステレオセットを3.5mmオーディオケーブルで繋ぎ、ハイエンドの外部スピーカーを鳴らすこともできます。

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マイク性能

Echo/アレクサは、上面に内蔵された7つのマイクを使ってあなたの声を聴き取ります。(1つは中央に、あとの6つは円周上に配置)

7つもマイクがある理由は、あなたのいる方向を知るため。声を出すと、Echo/アレクサは7つのマイクで声の方向を割り出し、そちらへ向けて自動的にマイク感度を高めます。ちょうど、人間が1つの方向に聞き耳を立てるのに似ています。(ビームフォーミング技術と呼ばれている)

→Amazon Echoのマイク体験談(本ブログ記事)

マイクにはノイズキャンセル機能があり、Echo自身が音楽を流している間も、人の命令を同時に聞き取ります。ただ、実際にやってみるとこれには限界があり、最大ボリュームのときは大声で叫ばないと聴き取ってもらえないことがあります。

静かな部屋では、特に声を上げなくても、普通に喋るように言えば大丈夫です。4mほど離れて軽く言った言葉も、Echoはちゃんと聴き取ります。部屋のどこからでも声だけで、ハンズフリーで指示できると言っていいでしょう。

マイク性能に関しては、「Echoの方がGoogle Homeより優れている」という意見がユーザーフォーラムに多く上がっています。

評定

Amazon Echoは音楽を流してくれたり、ニュースや天気情報を聞かせてくれたり、ショッピングを手伝ってくれたりします。

音の良さはハイエンドスピーカーには敵いません。けれど、クリアでバランスのいい音は「高品質」と評価できます。

ただ、人工知能アレクサを使ってみたいだけの人、手持ちのハイエンドスピーカーで音楽を聴きたい人は、Echoより安価なEcho Dotがおすすめです。

また、家電品の操作をメインに使いたい人は、Echo Plusの方が良いでしょう。Echo PlusはEchoと同等の音質で、スマート(ホーム)ハブが標準装備されています。

このどれにも当てはまらず、シンプルなスマートスピーカーが欲しいという人は、このスタンダードなEchoがベストです。

こんな人にお勧め

  • スタイル・音・機能のバランスがいい、シンプルなスマートスピーカーを求める人

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