【Amazon Echo Spotレビュー】目覚まし時計にとって代わるスマートスピーカー

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これを買う理由

  • デザインがオシャレ
  • 小さなスピーカーのわりに音がいい
  • どこに置いても邪魔にならない大きさ

買うのを見送る理由

  • 画像や動画を楽しむには無理がある画面サイズ
  • Echoの他機種と比べて値段が高い

Amazon Echo(アマゾン エコー)シリーズの1つ、 Echo Spotは、タッチスクリーンとカメラが付いたスマートスピーカー。画面にいろいろなものが映るので、他のEchoにはできないこと——例えば料理の作り方を動画で見たり、買いたい物を目で見て確かめたり、相手の顔を見ながらビデオ通話することなどができます。

ただ、画面(スクリーン)が小さく、円形なので、画像や映像などが少々見づらいのが難点。時計や文字の表示なら特に問題ありません。

外観が他のEcho(スタンダードな筒型Echo、Echo Dotなど)と大きく違いますが、スクリーン・カメラ以外の部分は他のEchoとまったく同じ。他のEchoで出来ることは、このEcho Spotでも全部できます。

デザイン

Echo Spot(エコー スポット)は、直径10cmほどの球を斜めに切って、切り口にスクリーンをはめ込んだ形をしています。だいたい、小ぶりのグレープフルーツくらいの大きさ。(正確には高さ97mm、横幅104mm)スクリーンは直径6.4cmの円形です。

本体の色はホワイトとブラックの2色のみ。

円形スクリーンの上にあるのがカメラのレンズ。裏側(背面)のてっぺんには3つのボタン——左から順に「音量アップ」「マイク・カメラのon/off」「音量ダウン」のボタンがあります。どのボタンも飛び出しておらず、ボディの曲面に美しく沿っています。

これらのボタンを囲むように、針で開けたような4つの小穴がありますが、これはEcho Spot/アレクサの耳。アレクサは、穴の下に仕込まれた4つのマイクであなたの命令を聞き取ります。

他のEchoよりマイクの数は少ないですが(他のEchoは7つ)、より高性能の新型マイクが使われているため、実際使ってみると聞き取り能力は向上しているように感じます。

裏面(背面)の下部には電源用のジャック(電源ポート)と3.5mmステレオジャック(オーディオOUT PUT端子)が並んでいます。このステレオジャックを利用して、Echo Spotと外部スピーカーをケーブルで繋げば、Echo Spotの音を外部スピーカーで聴くことができるようになります。(ケーブルを使わずBluetooth接続でBluetoothスピーカーを鳴らすこともできます)

Echo Spotの音は下から出ます。(上の写真でもわかるように)底面に近い部分にぐるりと並んだ小豆大の穴が音の出口。内蔵されたスピーカーは1.4インチウーファー(低音用)と0.8インチツイーター(高音用)の2つ。なかなか良い音がします(これについては後述)。

底面には貼りつく感じの粘着性樹脂がコーティングされているので、手が軽くぶつかった程度では滑ったりしません。

小さいので気軽に持ち運べるイメージがありますが、充電式ではなく、電源コードをコンセントに差し込んでおかないと使えません。部屋から部屋へ持ち運びたいときは、一度コンセントを抜き、運んだ先の部屋でコンセントに差し込めば大丈夫。Echo Spot/アレクサが自動でWiFi接続し、そのまますぐに使えます。

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Amazon.com

初期設定

Echo Spotの初期設定は、他のEchoより少し簡単です。他のEcho(スタンダードなEcho、Echo Dot、Echo Dot)では、スマホにダウンロードしたAlexaアプリ(無料)を使って設定しますが、Echo Spotの場合、円形タッチスクリーンから直接設定できるようになっています。(もちろんAlexaアプリからでも設定できます)

買ったばかりのEcho Spotの電源を入れると、自動的に初期設定モードに入ります。タッチスクリーンに表示される指示に従って、WiFiのパスワードやAmazonのユーザーネームなどを入力。設定完了まで5分程度です。

Alexaアプリなしでとりあえずの初期設定はできますが、より良く使いこなすためにはAlexaアプリが必要です。例えばスキル(拡張機能)を利用したり、Alexa対応の家電をリモコンしたりするにはより詳細な設定が必要で、それはAlexaアプリでないとできません。

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丸いスクリーン

Echo Spotを使っていないとき、スクリーン(画面)には自動的に時計が表示されるようになっています。何かに使っているときは、その時々で、必要に応じた文字や画像、動画などが映し出されます。例えば、自分の今日の予定を(アレクサに)尋ねると、声で教えてくれると同時に、スクリーンに予定が文字で表示されます。料理の作り方を尋ねると、作る様子が動画で流れ、ニュースを尋ねると、見出しの文字や報道の画像、動画などが表示されます。

時計のスタイルはアナログ6種類、デジタル6種類の中から選べます。また、自分で撮った写真を時計の背景にすることもできます。

直径64mm、480×480ピクセルのスクリーンは、なかなかの高解像度。映る画像は小さいですが鮮明で、コントラストも明確。文字表示を読み取るにはまったく問題ないと言えます。

ただ、動画を見る場合、その小ささと丸い形が気になります。動画の映り方は2通りあり、1) 画面の上下を黒い帯で隠した長方形に近い形(下の写真左)、と 2) 円形のまま本来の動画の中央だけを映す形(下の写真右)、のどちらかを選べます。

Amazon.co.jp商品ページより

左側の長方形に近い形だと、もともと小さい画面がさらに小さくなってしまいます。かといって、右のように画面中央だけを映すやり方では、その周囲で起こっていることが見えません。どちらを選んでも短所があり、少なくとも動画を見るときは、多かれ少なかれ不満が残るのではないでしょうか。

スクリーンはもちろんタッチスクリーンです。反応はとてもよく、小さい画面でもまったく不自由を感じません。買う物を表示させて選んだり、聴きたい曲をリスト表示させて選んだりと、タッチ機能のおかげで色々なことが便利になります。

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音質

Echo Spotは、小さいわりに良い音がします。Echoシリーズの中ではEcho Dotも小さいことをウリにしていますが、音質を比べるとEcho Spotの方が遥かに優れています。

これはおそらく、内蔵スピーカーの違いでしょう。Echo Dotの内蔵スピーカーは、0.6インチという小さなものが1つだけ。対してEcho Spotは、1.4インチウーファー(低音用)と0.8インチツイーターの2つが入っています。

試しに、スタンダードEchoのレビューを書いた時に聴いたマイケル・ジャクソンの「Billie Jean」やビートルズの「A Hard Day’s Night」、ジョージ・ガーシュウインの「ラプソディ・イン・ブルー」などを聴いてみると、意外と低音が良く出ているのに驚かされました。スタンダードEchoが出すパワフルな低音と比べると、もちろん聴き劣りしますが、はっきりと低音が感じられます。ボーカルの中高音はパキッとした感じで、やや硬質な明るい音質です。

音量を最大にすると多少音割れします。Echo Spotは、スタンダードEchoやEcho Plusのようにオーディオ重視で作られていないので、この点は仕方ないでしょう。目覚まし時計のアラーム代わりに曲を流したり、日常のBGMとして軽く音楽を流しておくぶんには十分な音量が出ます。

ただ、キッチンに置いて音楽を流してみたところ、音量を最大にしても、沸騰するヤカンの音や換気扇の音に負けて聴こえづらくなることがありました。

もしオーディオ重視でEchoを選ぶなら、スタンダードな筒型EchoかEcho Plusをおすすめします。あるいは、Echo Spotと外部スピーカーを3.5mmオーディオケーブルやBluetooth接続で繋ぎ、Echo Spotからの音を性能のいい外部スピーカーで聴くことも出来ます。

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Echo Spotでできること

他のEcho機種で出来ることは、全部、Echo Spotで出来ます。それは、裏で繋がっている人工知能Alexa(アレクサ)が同じだから。Echo Spotに声で命令したり、指示したりすると、アレクサがそれを聞き取って、最新ニュースや天気情報を聞かせてくれたり、スポーツの試合結果を教えてくれたり、音楽を流してくれたり、料理レシピを読み上げてくれたり、家電品のon/offや操作をやってくれたり、「やることリスト」を作ってくれたり、アラームタイマーをセットしてくれたり……と、いろいろなことをやってくれます。

これに加えて、Echo Spotにしかできない大きなことが2つあります。1つは、Echo Spot同士でビデオ通話ができること。もう1つは、見守り・防犯カメラの映像を見れることです。

ビデオ通話

(Echo Spot発売時は、ビデオ通話はまだ使えません。が、すぐに使えるようにする、とAmazonは約束しています。ユーザーは何もする必要なく、待っていればアレクサがアップデートされ、自動的に使えるようになります)

あなたのところにEcho Spotがあって、話したい相手のところにもEcho Spotがあれば、顔を見ながらのビデオ通話ができます。その2つのEcho Spotが同じ家の中にあっても、遠く離れた別々の家にあっても、できます。この通話はスカイプやLINE通話と同じくネット回線を通しているので、両者の距離は関係ありません。

また、Echo Spotとスマートフォン(Alexaアプリが入ったもの)の間でもビデオ通話ができます。

話したい相手がスタンダードEchoやEcho Dot、Echo Plusを持っている場合、Echo Spotと通話できますが、映像は映りません。(Echo、Echo Dot、Echo Plusにはスクリーン・カメラがついていないため)

相手にこちらの映像を見られたくないときは、もちろん、Echo Spotのカメラをoffにできます。

見守り・防犯カメラの映像をチェック

Echo Spotは、家に設置した見守り・防犯カメラのモニターにもなります。一般のモニター装置(ディスプレイ)は手で操作しなければなりませんが、Echo Spotなら、声をかけるだけでその映像を見せてくれます。

ただ、短所もあり、よく見たい部分を拡大することができません。一般のモニター装置ならこれができますが、Echo Spotには(カメラ映像の)ズームアップ機能がないのでできないのです。ズームアップできず、画面が小さいEcho Spotでは、細部の確認が困難。これは、買う前に知っておいた方がいいでしょう。

Echo Spotでモニターできる見守り・防犯カメラは、Echo Spot/アレクサ対応のものだけです。広く知られている定番品は、周辺機器メーカーNETGEAR(ネットギア)から出ている「Arlo Pro(アルロ・プロ)」と「Arlo Q」(屋内用)。 どちらもAmazonで買えます。

もうひとつ、Echo Spotが簡単な見守りカメラになることを付け加えておきます。モニターディスプレイではなく、カメラになるのです。これをやるには、見守りしたい部屋にEcho Spotを置き、別の場所でスマホのAlexaアプリを開いて「ビデオ通話」を行います。すると、Echo Spotのカメラがオンになり、部屋の様子がスマホで見れるのです。ただし、カメラは固定で、視野は狭いので、見える範囲は限られます。

評定

小さな丸いスクリーン(画面)に見づらさはありますが、情報を目で確認したり、指のタッチで選択できるのはとても便利。ベッドサイドやデスクのアラーム時計として置きたくなるスマートスピーカーです。

こんな人にお勧め

  • 耳より目で確認した方が安心できる人
  • スタイリッシュなデザインの製品が好きな人

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