Echo Spotは画面付きだけど、動画配信が見れない、ビデオ通話ができない

2024年7月9日に発売された新型Echo Spot。買ってからがっかりしないように、性能の盲点を紹介しておこう。一番大きいのは、ネットフリックスやAmazonビデオなどの動画配信が見れないこと。他にもいくつかある。

Echo Spot

Echo Spot(2024年発売)の上半分にはスクリーンが付いている。けれど、このスクリーンは、Echo Showシリーズのように何でも映せるわけじゃない。性能が限られている。

まず、動画が見れない。プライムビデオやネットフリックスなどの動画配信も、YouTube動画も、本体の機械が対応していないので見れない。

動画だけでなく、写真も見れない。Echo Showシリーズなら、自分が撮った写真などをアップロードしてフォトフレームとして使えるが、Echo Spotにその機能は無い。

あとは、ビデオ通話ができない。ビデオ通話は、画面に映ったお互いの顔を見ながら会話するわけだけど、Echo Spotには顔を映すためのカメラが無い。だから、顔は映らず、音声のみの通話になる。

ちょっと変わった使い方だけど、Echo Showシリーズなら、本体に付いたカメラを監視カメラ代わりに使い、外出先からスマホでカメラ映像を確認できる。でも、Echo Spotでも同じことをやろうと思っている人がいたら要注意だ。カメラの無いEcho Spotは監視カメラにならない。また、一般の監視カメラやWebカメラからの無線を受信して画面に映す機能も、Echo Spotには無い。

ついでにEcho Spotができない小さなことを、もう2つ挙げておこう。1つは音楽(ストリーミング配信)再生中に曲名やアーティスト名が表示されるが、歌詞までは表示されない。(Echo Showシリーズなら歌詞も表示される)まあ、歌詞が表示されなくても、あまり困りはしないと思うが。

そして、2つめ、これはかえって使いやすいと思う人もいるはずだが、Echo Spotの画面は、いわゆるホームコンテンツを表示しない(できない)。ホームコンテンツは、アマゾンからの提案やアドバイス、お勧め商品などの様々な情報が絶えず画面に表示されるというもので、Echo Showシリーズには必ずある。(完全にオフにはできない)。けれど、Echo Spotには無く、画面は常に時計表示のままだ。

Echo Spotの画面は、ほぼ時計表示専用

Echo Spotを作った米アマゾンの部長が、こう言っている。

「カスタマイズできる時計表示やデザイン、新しく加わったアラーム音とアニメーションのビジュアルなど、Echo Spotはベッドサイドのテーブルにマッチするように作られた、最高のスマート・アラームクロックなのです」

簡単に言うと、Echo Spotは、「アラーム時計付きアレクサ」だ。時計として作られているので、ビデオや画像は見れない。その代わり、他のEcho機種にはないアラーム音や時計表示のパターンが備わり、時計として使いやすくなっている。ベッドサイドに置くには、カメラが付いていないこともむしろ安心だ。

時計表示以外でEcho Spotのスクリーンが役立つ場面が1つある。それはスマートホーム(家電品の操作)をするとき。照明の明るさやエアコンの温度、テレビの音量などを変える時に、Echo Spotのタッチスクリーンが操作パネルになる。(Echo Showシリーズでもそうなる)スマートホームに浸っている人にとって、これは便利。

最後に、Echo Spotの画面サイズを書いておこう。ちょっと見は半円形に見える画面だが、実際は2.83インチサイズの長方形の画面が埋め込まれている。横5.8cm×縦4cmほどの大きさなので、動画を見るには小さい。画面以外のこと(製品スペックや暮らしの中での使い方例など)は、Echo Spotの商品ページに全て書いてある。

Amazonの「Echo Spot」商品ページ→

Echoシリーズの中には、ベッドサイドの置き時計になるものが、他にも2つある。Echo Spotより値段が少し高いが、お勧めは画面付きのEcho Show5。これも小型サイズだが、動画配信が見れるしビデオ通話もできる。(Echo Show5の商品ページ→)もう1つはEcho Dot時計付きというもの。これは、小型球形のEcho Dot(画面なし)にLEDの時計表示を付けたもの。(Echo Dot時計付きの商品ページ→