【Amazon Echo Show5 レビュー】この価格で画面付き、あれこれ何でもできる

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これを買う理由

  • 可愛らしい小型サイズ
  • ビデオ通話の時、顔の映りがいい
  • カメラレンズをワンタッチで目隠しできる

買うのを見送る理由

  • ビデオの映画やドラマにのめり込めるほど高画質ではない
  • タッチスクリーンの反応がやや遅い

※ ここでレビューしているのは、2021年に発売されたEcho Show5(第2世代)です。以下、省略して「Echo Show5」と書いてありますが、すべてEcho Show5(第2世代)のことです。

画面付きスマートスピーカー Echo Showシリーズの中で、一番小さく、一番安いのが、Echo Show5(エコー・ショー・ファイブ)です。

最高機種のEcho Show10(エコー・ショー・テン)と比べると、いろいろな部分で質を落としてありますが、何ができるかという点では、基本的に変わりありません。画面付きスマートスピーカーとして、Show10にできることはほぼ全て、Show5でもできます。

デザイン

Echo Show5の裏側は、他のEchoシリーズ同様、 ハードタイプのメッシュ生地で覆われています。(今回のレビューでは、ボディーカラーが黒のものを使用しました)

全体の形はくさび型。角が取れた、丸みをおびた感じのデザインです。

本体の上面には4つのボタンが並んでいます(下の写真)。一番左の「∅」マークのボタンは、マイクとカメラをオフにするボタン。これを押すとアレクサは何も見ず、何も聞けなくなります。

「+」と「-」マークのボタンは音量調節ボタン。もちろん、声でアレクサに命令して音量のアップダウンをさせることもできます。

一番右のボタンは「カメラカバー」。スライドさせるようになっていて、これでカメラのレンズの前にある小窓(カメラカバー)を、開けたり閉めたりします。小窓を閉めるとレンズの前が塞がれるので、こちらの様子はカメラに映らず、プライバシーを守れます。「∅」マークのボタンでもカメラを(電気的に)オフにできますが、それだけじゃ不安、というユーザーが、このカメラカバーをよく使っています。

この他に、目に見えるボタンはありませんが、上面全体がアラームのスヌーズスイッチになっています。つまり、目覚ましアラームが鳴っている時に、上面をタップするとアラームが一度止まり、数分後にまた鳴り出します。

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画面

Echo Show5で映画やドラマを「楽しめる」、とAmazonは謳っていますが、実際に使ってみると、「楽しむ」には無理があると感じます。

Show5のディスプレイは、960 x 480ピクセル、5.5インチというほぼスマホくらいの大きさ。動画や画像を見るのに特に困りませんが、素晴らしい映りというわけではありません。

試しに、Amazonプライムビデオで、海外ドラマの『トゥー・オールド・トゥー・ダイ・ヤング 第1話』を観てみました。このドラマは夜の街のシーンが多いのですが、Show5の画面では、闇に紛れた人の顔やパトカーの姿を見分けるのに苦労しました。

また、『ワンダーウーマン』を観た時は、特長的なワンダーウーマンの赤と青のスーツが、あまり鮮やかに見えなかったことも気になります。

もうひとつ気になったのは、Show5の画面は光を反射しやすく、明るい部屋では光の反射で映像がよく見えないことがありました。こういう時は見る角度を変えるか、部屋をやや暗くすると大丈夫です。

Echo Show5は、アマゾンの発表によれば、ベッドサイドの時計代わりにになるように作られたもの。ビデオを「楽しむ」には画面が小さく、ノートパソコンやタブレットと比べると、明らかに迫力に欠けます。寝る前に気になる動画をチェックする、という程度ならShow5は便利ですが、映画などを「楽しめる」とは期待しない方がいいでしょう。

画面はタッチスクリーンになっていて、スマホと同じようにタッチ操作できます。ただ、その時の反応が、スマホと比べて遅く感じます。なかなか反応しないので、同じボタンを数回連続でタッチすることがよくありました。これは画面の感度が悪いのでなく、CPUチップの性能の問題のようです。

アレクサに話しかけた時の反応速度は、他のEchoシリーズと変わりませんでした。Show5が特に遅いということはありません。タッチスクリーンを多く使う人や特別短気な人は別として、普通に声で使うぶんには、タッチスクリーンの遅さはあまり気にならないでしょう。

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音質

Echo Show5の内蔵スピーカーはフルレンジスピーカーが1つ。サイズは1.65インチ。出力は4Wです。音は底面に1列に並んだ穴から出ます。

小型機種のスピーカーとしては標準的な音。悪い点は特にありませんが、驚くほど良い音というわけでもありません。

同じ小型機種のAmazon Echo Dotと比べると、やや低音に欠けるという感じがあります。

試しに、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの曲「Step by Step」を聴いてみました。(YouTubeの公式ビデオはこちら)他のEchoシリーズでボリュームを上げてこの曲を聞くと、迫力のある低音部がよく聴こえるのですが、Echo Show5では、残念ながら、低音はほとんど聴き取れません。

小型サイズのスマートスピーカーで、より音の良いものを求めるなら、Amazon Echo Dot(第4世代、もしくは第3世代)か、Renovo Smart Clockの方がいいでしょう。(Renovo Smart ClockのスピーカーはShow 5より小さいのですが、2つのパッシブラジエターが搭載されているので、低音がよく出ます)

Bluetoothスピーカーを持っていれば、Show5からそちらに音を飛ばして聴くことができます。こうすれば、Show5本体で聴くより良い音になります。Show5とBluetoothスピーカーを繋ぐ(ペアリングする)方法は、アマゾンのヘルプページ「スマートフォンまたはBluetoothスピーカーとEcho端末をペアリングする」に書かれています。

なお、旧型のShow5(第1世代)は、3.5mmオーディオケーブルで外部スピーカーを繋げられましたが、第2世代にはその出力端子がなく、繋げられなくなりました。

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ビデオ通話

Echo Show5がビデオ通話の時に人の顔を映すカメラは、2メガピクセル(200万画素)で、決してハイグレードとはいえません。にもかかわらず、実際に使ってみると、映りが良いのが特長です。(理由はよく分かりません)これは個人的な感覚ですが、iPhone 8 Plusのカメラより良いように思えました。色調も上手く再現され、明るい光の下にいてもこちらの顔が白く飛んでしまうことがありませんでした。

音声は(ネット回線を通しているので)ややザラついた感じに聞こえます。しかし、通話するのに問題はありません。

Echo Show5を積極的に勧める理由があるとすれば、このビデオ通話でしょう。同価格帯のEcho Dotには画面がないので、ビデオ通話はできません。また、ビデオ通話できるFacebook Portalや、Lenovo Smart Display、Echo Show10や8の価格は、 Show5よりずっと高くなります。

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スマートホーム

他のスマートスピーカー同様、Echo Show5からもスマート家電を操作できます。声でアレクサに命令して、電球のオン/オフや明るさ調節をしたり、(アレクサ対応の)エアコンやテレビなどを操作できるほか、同じ操作を画面タッチでもできます。

また、Show5はEcho Show10やShow8と同じく、見守り・監視カメラのモニターディスプレイにもなります。

評定

AmazonはEcho Show5のことを「いろいろな部屋で、さまざまな目的で使えるフレキシブルなデバイス」と謳っていますが、良くも悪くもその通りと言えるでしょう。

キッチンで料理の作り方ビデオを見たり、リビングルームで音楽を聴いたり、寝室でビデオ通話したり……確かにいろいろできますが、突出した何かはありません。

Show5と同程度の音質で音楽を聴きたいなら、もっと値段の安い(そして音が少しだけいい)Echo Dotがあります。映画やビデオを楽しみたいなら、Show5より画面の大きいパソコン、タブレット、テレビがあります。

Echo Show5が同価格帯のスマートスピーカー/スマートディスプレイと比較して優れているのはビデオ通話ですが、それ以外では「並」といった印象です。

こんな人にお勧め

  • ディスプレイ付きスマートスピーカーで何ができるか、いろいろ試してみたい人
  • ビデオ通話をよくする人、したいと思っている人

Echo Show8との比較はこちら→

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