前回書いた通り、日本にAmazon Echo(アマゾンエコー)が登場したとき参考になるんじゃないかと思ってこのブログを始めたわけだけど、きっとこの先、よく分かんないEcho関連の横文字がいろいろ出てくると思う。だから今回は、Echoを理解するのに必要な最低限の用語説明をするよ。
ネットやニュースメディアを見ると、たまにAmazon Echo(アマゾンエコー)のことが書いてあって、読んでみるとEcho、Alexa、Echo Dot、Echo Show、Echo Spot……とズラリ並んでいて、「一体どう違うんだ!」って感じじゃないかな?
で、とりあえず、これだけ分かっておけば何とかなる、という3つを説明するよ。それはEcho(エコー)、Alexa(アレクサ)、Echo Dot(エコー・ドット)だ。
EchoとAlexaはどう違う?
EchoとAlexaの区別がよく分かんない人は多いんじゃないかな。僕も最初そうだった。アメリカでニュースを読むと、ある所ではEcho(エコー)と書いてあって、同じものなのに別の所ではAlexa(アレクサ)と書いてあったりしたからね。日本のメディアでも、今同じことになっている。
これは、EchoとAlexaがほぼ一体化したものだから、ある意味仕方がないんだ。けど、厳密に言うと、EchoとAlexaはまるで違う。Echoはただの機械だ。スピーカーとマイクと、ネット接続するために必要な装置が1つにまとまったもの。(本当を言うとコンピュータチップも内蔵されているけど)これに対してAlexaは、人工知能の名前。機械じゃないんだ。凄く高度なコンピュータプログラムの名前。
EchoとAlexaはネットで繋がっている
AlexaはEchoと別物だし、Echoの中に居るわけじゃない。(人工知能AlexaがEchoに「搭載」されていると書いてあるものがあるけど、きっとその方が分かりやすいから書いているだけで、実際Echoの中に「搭載」されているわけじゃない)でも、AlexaとEchoは、一心同体といえるほど緊密に繋がっている。
そのAlexaはどこに居るのかって? インターネットの中のどこか。Amazonは、「クラウドの中にいる」って言ってる。僕はそれ以上知らない。きっとAmazonか、Amazonが契約しているIT企業の超高速コンピュータに入っているんだろう。
ここまで読んで察しのいい人はお分かりと思うけど、AlexaとEchoはインターネットで繋がっている。Alexaが何かを考え、喋ろうとすると、その信号がネット回線から伝わって、Echoのスピーカーが声を出す。逆に、Echoのマイクが拾った人の声は、ネット回線を通ってAlexaに届く。(実際は音が届くんじゃなく、音から変換された文字が送信される、とAmazonは言ってる)
つまり、こう考えると直感的にわかりやすい——Alexaは脳、Echoは耳と口。僕の家にあるEchoは耳と口で、脳ミソAlexaは遥か彼方にある。でも2つはひとりの人間の脳・耳・口と同じようなもの。
こんなわけで、EchoとAlexaはごっちゃになって呼ばれているんだ。でも、2つは繋がっているから、どっちも同じと考えて構わない。Echoは耳・口を担当する機械で、Alexaは脳ミソというわけ。そうとわかっていると、いろんなことが理解しやすくなると思う。
……で、あとEcho Dotのことを言いたいんだけど、ちょっと長くなったので次回に。