日本も高齢社会になっていて、僕の知人にも親の面倒を見ている人は多い。これを読んでくれている人にも多いんじゃないだろうか。それで今回は、高齢者の安全に役立つEcho/Alexaの機能を紹介しようと思う。
この機能は、実は、僕は使ったことがない。だから、今から書くことは人からの又聞きや、僕が調べたことのまとめだ。
お年寄りに何かあったとき
家の中でお年寄りが転ぶことは多くある。そんな時、家族が家にいればいいが、外出していたらどうだろう? 誰もいない家で転んで、怪我をして、その場で動けなくなってしまったら?
運良く電話が近くにあればいい。それで誰かに助けを呼べるから。けど、それはよっぽど運がいいときだと思う。
そうじゃない時は、泣いても叫んでも、誰にも助けてもらえない。
でもそこにEchoがあれば、違う展開になる。
Echo/Alexaが家族の携帯に、声やメールの緊急メッセージを送ってくれるんだ。
有効化が必要な機能(スキル)
この機能は最初からEcho/Alexaに備わっているものじゃない。Amazonが「スキル」と呼んでいる機能の1つで、英語版では「Ask My Buddy」という名が付いている。Amazonサイトに行って、そこにある「有効化」ボタンを押すと使えるようになる機能だ。(このスキル、英語版にはあるが、今のところ日本版にはない)
有効化したあと、家族それぞれの携帯番号を登録しておくと、転んだお年寄りの声の指示に従って、Echo/Alexaが家族の携帯に緊急メッセージを送ってくれるようになる。
実際にこういうことが起こった人の話によると、受け取る側の携帯が鳴って、電話に出ると機械の合成音で——誰それが家で転んだのですぐに行ってあげてください、みたいなメッセージが流れるそうだ。同時に、同じ内容のメールも来る。
Echoなら遠くの声にも反応する
転んだ場所がEchoの近くならいいけど、遠かったらどうするんだ? と思う人もいるだろう。でも、僕は大丈夫だと思っている。Echo/Alexaはとても耳がいいから。
これは僕が経験したことだけど、ある時Echoがない部屋で、Echoがある気でいて、ショッピングリストに物を追加させたら、隣の部屋のEcho(Dot)が対応してリストに加えてくれたことがある。
Echo/Alexaは、「アレクサ!」という声がけにはすごく敏感なんだ。もし僕が2階から1階まで階段を転げ落ち、そこで動けなくなったとしても、「アレクサ」と言えば2階のEcho(Dot)が反応してくれるに違いない。
親にEchoを買ってあげたい
僕の母親も高齢で、1年程前に転んで骨折している。今は姉と暮らしているけど、足元がおぼつかないので心配だ。だから、日本でAmazon Echo(アマゾン エコー)が発売されたら、1つ買ってあげようと思っている。