親の3分の2以上が、子供の勉強のためにアレクサやグーグルアシスタントを使っている:イギリスの調査

これはイギリスの話だけど、子供の宿題をみてやる親たちが、アレクサやグーグルアシスタントを積極的に利用しているらしい。ある調査によると、3分の2以上の親がそうだという。

この調査を行なったのは、「TalkTalk」というイギリス大手の通信事業者だ。約1000人の親に質問したところ、3分の2以上の親が、子供の宿題をみてやる時にアレクサかグーグルアシスタントを使っていることが分かった。このことは、イギリスの新聞「Metro」や「Belfast Telegraph」でニュースになっている。

アレクサやグーグルアシスタントを使う理由は、というと、宿題の内容が、最近特に難しくなっているからだ。例えば、「イングランド王ヘンリー8世の妻の名前は?」とか、「世界人口は約何十億人か?」とか、「ピタゴラスの定理はどういうものか?」といった問題が、イギリスでは出るそう。調査によると、子供の前で正解できなかった経験がある親は、約3分の2にあたる66%いる。だから、アレクサやグーグルを使っているというわけだ。

ちなみに、55%の親は、子供に隠れてアレクサやグーグルに尋ね、密かに正解を教えてもらっているそう。これなら親としての面目が立つ。

調査を行なった「TalkTalk」の女性重役は、「こんなふうに最新テクノロジーを利用できる今は、とてもいい時代だ」と話す。確かに、勉強から遠ざかっている親が、子供の勉強をみてやるのはたやすくない。けれど、今は、アレクサに尋ねれば即座に教えてくれる。彼女自身も、「先日、息子の宿題を助けてやるのに、家にある音声アシスタントを使った」と言う。

また、この調査では、半数以上の親が去年1年の間に新しいスマートスピーカーなどを購入し、子供の宿題だけでなく、毎日の生活に役立てていることも分かった。特に、スマートプラグを使って、アレクサやグーグルに家電品のオン/オフをやらせるケースが多いようだ。