Amazon Echo(第1世代)とEcho Dot(第2世代)を比較

前回、Amazon Echo(アマゾン エコー)とEcho Dot(エコー ドット)はほぼ同じという説明をしたけど、そのついでに、両者を比較して、優れている点と劣っている点を挙げておこうと思う。ただ、比べるEchoは僕がアメリカで使っていた第1世代(1st Generation)のもの。日本で発売されるのは第2世代(New モデル)なので、あまり参考にならないかもしれない。でも、EbayやAmazonマーケットプレイスなどで中古品を買う時には参考になると思う。

アメリカでは、Echoを買うかEcho Dotを買うかで迷う人が多くいた。なんせEcho Dotは50ドルくらいでEchoはその倍以上したからね。

前回書いたように、EchoとEcho Dotでできることに差はない。差があるのはスピーカーの大きさと、あとは細々した点だけ。でも、その細々した点が結構使い勝手に影響することがある。だから細かい相違点を挙げてみた。

その前に、Echoシリーズの世代について

Amazon Echoシリーズのうち、EchoとEcho Dotには新型が出ている。本家の米国Amazonでは、旧型を第1世代(1st Generation)、Newモデルを第2世代(2nd Generation)と呼んでいる。

第2世代はもちろん、細かい点で進歩している。ユーザーの不満を解消するために、あちこち改良されている。だから、同じ「Echo/Echo Dot」でも、世代が違うと使い勝手が大分違ってくるんだ。そのうち日本でもEchoが出回り、直輸入品や中古品も買えるようになるだろう。その時、「Echo/Echo Dot」なら皆同じと思って選ばず、世代にも注意するといいと思う。

これから比較するEchoとEcho Dotは僕が持っているもので、Echoは第1世代(旧型)、Echo Dotは日本で売られるものと同じ第2世代だ。旧型Echo(第1世代)は日本でも海外でも、ほぼ中古でしか手に入らない。

Echo Dotは、日本でも海外でも第2世代が売られている。第1世代のものは中古品が出回っている。

Echo(第1世代)とEcho Dot(第2世代)を比較

音量調整:Echo、Echo Dotともに声で指示して音量調整できるが、手動でもできるようになっている。その方法が少し違う。

Echo(第1世代)—天面がダイヤルリングになっており、それを回す。

Echo Dot—天面に2つのボタン、「+」「−」があり、それを押す。

Echoのダイヤルリングの感触が好き、というユーザーは多い。(NewタイプのEchoはボタン式に変わってしまった)

電源プラグ:両方ともコンセント側にはACアダプタを差し込むが、本体側のプラグ形状が違う。

Echo—通常の筒型形状のプラグ。

Echo Dot—USB。

つまり、Echo Dotは家庭用コンセントだけでなくパソコンなどのUSBポートからも電源を取れる。

大きさ・重さ:

Echo—大きい、重い。据置にして使う人が多い。

Echo Dot—小さい、軽い。部屋から部屋へ持ち運ぶのが楽。

スピーカー:

Echo—大きい。ウーファーとツィーターの2つ。音がいい。外部スピーカーを繋げない。(ただし第1世代Echoのみ。NewタイプのEchoは3.5mmケーブルかBluetoothで外部スピーカーを繋げられる)

Echo Dot—スピーカーは、とても小さいフルレンジスピーカーが1つ。音質は劣る。3.5mmケーブルかBluetoothで外部スピーカーを繋ぐことができる。

これ以外は値段が違うというぐらいかな。でもEcho Dotの安さは魅力らしく、アメリカでは「ものは試し」という感じでEcho Dotを買う人が多かった。実は僕も、最初に買ったのはDotだった。