Amazon Echoでできること:食事のカロリー計算

今回書くことは、ダイエットに関心ない人にはつまらないと思う。今回書くのはAmazon Echo(アマゾン エコー)が減量に役立つ、ということだから。

当時、僕の職場の同僚に、すごく太っている男(外人)がいた。仮に名前をボブとしておこうか。

ボブは、医者から「痩せるように」と言われていて、本人も努力していた。そんな彼が頼りにしていたのは、アメリカで有名なスマホアプリ「Nutritionix」だった。

カロリー計算してくれるアプリ

Nutritionixは、簡単に言うと、食べ物のカロリー計算をしてくれるアプリだ。上級者になると他のこともできるらしいが、ボブはもっぱらカロリー計算に使っていた。

例えば、スマートフォンのそのアプリに食品の名前を入力すると、カロリーを出してくれる。牛乳1杯だったら約120kcal、だとか、ワッフル1枚が約218kcalだとか。数千の食品のデータベースと繋がっていて、ビッグマックやフィレオフィッシュなんていう商品名を入力してもカロリーが出るんだ。

食事する際に、食べたものをこれに全部入力しておくと、1日の終りには合計カロリーが自動的に計算される。それで、目標カロリーを達成したかどうか分かる仕組みになっている。

と、まあ、カロリー制限してる人に便利は便利なんだけど、食事の度にスマートフォンを出さなきゃいけない、ってのが面倒臭い。

「だからEchoと連携させてみた」とボブは言っていた。

食品の名前を口で言って記録

Amazon Echo/AlexaとNutritionixを連携させると何がいいか、というと、スマートフォンで入力する手間が省ける。例えば、これから食べる食事を見て、皿に載っているものの名前を片っ端から言っていけば、AlexaがNutritionixのアプリに入力してくれるんだ。(正確にはアプリそのものじゃなくて、ネット上にあるNutritionixの個人アカウントになんだけど)もちろん、単品のカロリーだって、口で訊けば教えてくれる。

「Echoに言えばいいだけだから、食べる前にパパッとできるね」とボブは言っていた。それまではスマートフォンを出すのが面倒で、記録なんかしないで食べ始めることがあったけど、「そういうことがなくなった」そうだ。(ただし、Amazon Echoがある自宅でのこと。会社の昼食では相変わらずスマートフォンでやっていた)

Nutritionixのアプリに日本版はない。だから日本でEchoが売り出されても、Nutritonixとは連携できないだろう。でも、日本の会社から出ているカロリー管理アプリとは連携するんじゃないかな。ダイエットや減量に関心のある人は、その時、チェックしてみるといいと思う。