ロボット掃除機といえば「ルンバ」だけかと思ってたけど、無知だった。「トルネオロボ（東芝）」とか「ルーロ（パナソニック）」とか、日本のメーカーからもいろいろ出てるんだね。その内の一つ、日立の「ミニマル」が、Echo/アレクサに（3月上旬から）対応する。アレクサに声で命令すれば、「ルンバ」と同じように、掃除のスタートやストップなんかができるようになる。
日立が2019年1月28日に発表したニュースリリースによれば、ロボット掃除機「ミニマル（minimaru）」が、3月上旬から、Echo/アレクサに対応するとのこと。
「ルンバ」（のほとんどの機種）はもう対応していて、Echo/アレクサを通して声で命令できるようになっているんだけど、今年の3月上旬からは、日立のミニマルでもそれが出来るようになるわけだ。
ただし、正確に言うと、ミニマルの2つの機種のうち「RV-EX20」の方だけ。旧モデルの「EX-1」はそうならない。
日立「ミニマル（minimaru)」RV-EX20（ニュースリリースより）
海外メーカーの「ルンバ」より、日本製がいいという人には嬉しいニュースじゃないかな。
あとは、もうミニマルRV-EX20を持っているよ、という人にもいいことだと思う。今使っているミニマル用スマホアプリをアップデートすれば、アレクサ対応になるとのこと。
ただ、他にも面倒臭いことがいくつかある。そこは覚悟しておいたほうがいい。まず、Echo用のアレクサアプリにも掃除機を登録しなきゃいけない。そして、ミニマル本体のソフトウェアを、最新版にアップデートしておかなきゃいけない。さらに、「日立の家電品お客様サポート」に、必ず登録しなきゃいけない。
Echoを何かと連携させるとき、設定、登録、設定、登録……の連続になってしまうけど、これは何とかならないのかなあ……
声で命令できることは7つ
ミニマルに声で命令できるのは7つのこと。以下はニュースリリースから抜き書きした、どう命令すればいいかの例。
- 掃除のスタート〜「アレクサ、ミニマルで掃除して」
- 掃除のストップ〜「アレクサ、ミニマルで掃除をやめて」
- 本体を充電台に戻す〜「アレクサ、ミニマルで充電して」
- 掃除モードの変更〜「アレクサ、ミニマルでモードを念入りにして」
- 運転コースの変更〜「アレクサ、ミニマルでコースをマナーにして」
- 本体を探す〜「アレクサ、ミニマルで探して」
- 本体の状態を聞く〜「アレクサ、ミニマルで今何してるか教えて」
日立のミニマルは、ルンバより一回り小さいことをウリにしている。ルンバの直径は約35cmだけど、ミニマルは25cm。狭い所にも入って行けるから隅々まできちんと掃除できる、と日立はアピールしている。
（追記：2024年2月現在、ミニマルの最新機種はRV-X10Jで、これもアレクサ対応。Amazonでも売られている。上に紹介したミニマルRV-EX20の生産はすでに終了）