Amazon Echo 第3世代と第2世代を比較

Amazon Echo(アマゾンエコー)の新しいモデル(第3世代)が発売された。新しい第3世代と旧型の第2世代、どこがどう違うのか、発表されている資料から比較した。基本的な機能の部分に違いはない。どちらかを選ぶ時は、スピーカーの性能と、見た目の色のバリエーションに注意するといい。

第2世代

第3世代

第3世代はスピーカーが違う

Amazon Echo第3世代(Newモデル)は、第2世代と比べて内蔵されているスピーカーがいい。

どちらのEchoにも高音用ツイーターと低音用ウーファーの2つのスピーカーが入っているが、まず、大きさ(直径)が違う——

Echo第2世代(旧型)のツイーターは直径0.6インチ。対して第3世代は、直径0.8インチ(=約2cm)。Newモデルの第3世代の方がわずかに大きい。

また、第2世代のウーファーは直径2.5インチ。対して新しい第3世代は直径3.0インチ(=約7.6cm)。ウーファーについては、第3世代の方が相当大きくなっている。(このせいで、第3世代は胴回りが太くなった。これについては後述)

第3世代のスピーカーは大きいだけでなく、第2世代より質もいい。ただし、低音用のウーファーに関してだけ。第3世代のウーファーには、普通のスピーカーより1ランク上の、ネオジムスピーカーが使われている。

ネオジムスピーカーというのは、強力なネオジム磁石を使ったもので、小さいサイズでも大きな音量が出る。

こんなふうに、スピーカーの大きさも質も勝るEcho第3世代は、第2世代より音が良いと言っていい。実際に聴く時は、周囲の環境で音は変わるので、いつでも第3世代が優れているとは言えないが、少しでも良い音を求めるなら、第3世代を選んでおくのが得策。

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〔補足〕

Echoシリーズの中では、EchoよりEcho Plusの方が音がいい、という噂を聞いた人がいるかもしれない。今までは、これは本当だった。けれど、Echo第3世代が登場した今は違う。

Echo第3世代に使われているスピーカーは、実をいうと、Echo Plusと全く同じ。直径は同じで、ウーファーがネオジムスピーカーという点も同じ。(米国シアトルの発表会上では、Amazonの担当者が「Echo Plusのスピーカーを使った」と発言してさえいる)

つまり、NewモデルのEcho第3世代の音は、Echo Plusと同じということになる。音のことを考えて、Echo(第3世代)にするか、値段高めのEcho Plusにするか悩んでいるなら、その必要はない。音はどちらも同じ。

第3世代は4色のボディカラーから選べる

Echo第2世代

チャコール

ヘザーグレー

サンドストーン

Echo第3世代

トワイライト
ブルー

チャコール_

ヘザーグレー

サンドストーン

Echo第2世代は、色のバリエーションが3色。チャコール(ほぼ黒)、ヘザーグレー(ほぼ灰色)、サンドストーン(ほぼ白)。

Newモデルの第3世代には、これに加えて新色のトワイライトブルーがあり、全部で4色。

ちなみに、外側の材質はどちらもファブリック(ポリエステルの布地)で、天面と底面はプラスチックだ。底面には、どちらも滑り止め加工してある。

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第3世代は1cm太い

Echo第2世代と第3世代の外形寸法を比べると、第3世代の方が直径で1cm太い。これは、内蔵スピーカーの直径が大きいせい。高さはどちらも同じ14.8cm。(写真では写っている角度が違うせいで第2世代が高く見える。実際は同じ)

一応、Amazonが発表している外形寸法を書いておくと……

Echo第2世代:(高さ)148 x (横幅)88 x (奥行き)88 mm
Echo第3世代:(高さ)148 x(横幅) 99 x (奥行き)99 mm

重さは第2世代が821gで、第3世代が780g。第3世代の方が41g軽くなっている。

以上が、Echo第2世代と第3世代の重要な違い。(他にはデザインの違い=第3世代の方が角が丸い感じ、もあるが、それは写真を見ての通り)

ユーザーに応対するアレクサ(人工知能)は、どちらの世代を使っても同じ。アップデートされれば、第2世代にも第3世代にも同じように反映されるので、第2世代だから古くなるということはない

どちらを選ぶかで悩んでいるなら、スピーカー性能を重視するか、デザインと色が好みか、で決めるといい。

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