Amazon Echoでできること:照明のon/offをやらせた

さて、これまでは本筋からちょっと逸れて新発表のAmazon Echo(アマゾン エコー)各機種について触れたけど、ここらで本筋のEcho初体験記に戻ろうと思う。アメリカで初めてのEchoを買ってから1カ月後、いろいろ試した僕はいよいよホームオートメーションの領域に踏み込んだんだ。と言っても、電球のon/offだけだけど……

Echo/Alexa(アレクサ)に命令して照明のon/offをやらせるには、それに対応した電球が必要になる。加えて、ホームハブ(とかブリッジとか)呼ばれている小さな装置も必要になる。

こいつらの値段が結構高かった。電球とホームハブがセットになるとちょっと割安になるけど、それでも僕には高かった。

↑ アレクサ対応の電球とホームハブのセット。日本のAmazonでも売られている

それまで僕がEcho/Alexaにやらせて来たことは、全部無料だったんだ。だから、ホームハブや電球を買うのにはやや躊躇した。

ところがある日、電球とホームハブのセットが20%オフになっているのを見つけたんだ。もちろん買ったよ。

(ホームハブというのは、電波の中継局みたいなもの。Echo/AlexaとホームハブはWiFi電波で結ばれ、ホームハブと専用電球は別の種類の電波で結ばれている。この2つの電波の規格が違うから、仲を取り持つ中継局ホームハブが必要になる)

「電球2個+ホームハブ」のスターターキット

僕が買ったのはフィリップスの「Hue A19 Starter Kit」という、初めての人向けセット。これには、ホームハブ(フィリップスはホームハブと言わず、「ブリッジ」と言ってる)1個と、60Wのスマート電球(LED)が2個が入っている。Echo/Alexaに問題なく対応するから、アメリカじゃ結構売れていた。あと、スマート電球っていうのは普通の電球と違って、アレクサからの電波を受けて点いたり消えたりするようになってる。

買って来たホームハブは、10cm四方くらいの白い小箱だった。同梱されているACアダプターのコードを差し込み、ACアダプター本体を壁のコンセントに差し込む。次に、これも同梱されているLANケーブルを白い小箱に差し込み、もう一方をWiFiルーターに差し込む。これで機器のセッティングは終り。

電球に名前を付ける

この後は、スマートフォンのAlexaアプリで設定をするんだ。何を設定するかというと、2つの電球にそれぞれ名前を付ける。こういうのが、ハイテクデバイスの面倒なところじゃないかな。電球に名前を付けておかないと、Alexaがどの電球をon/offしていいか分からない。

で、僕は、大抵の人がやるように、リビングの電球に「リビングルーム」、ベッドルームのには「ベッドルーム」と付けた。

もっとたくさんのスマート電球を家中に取り付けている人は、複数の電球をひとまとめにしてグループ名を付けることもできる。簡単な例を出すと、「1階(の電球全部)」と「2階(の電球全部)」をまとめられるんだ。そうしておいて「アレクサ、1階の電気を消してくれ」と命令すると、1階の電気をまとめて消してもらえる。

僕の場合、電球2個だから必要なかったけどね。

そして「アレクサ、リビングルームの電気を消してくれ」と言ったら、見事成功した。明るさを薄暗くしたりもできる。

Alexaに照明をon/offさせるのは面白いよ。特に最初のうちは、とても面白い。僕は必要も無いのに、1日何十回もon/offさせていた。

※ 日本のAmazonでも「スターターセット」が売られている。おすすめは2つ、フルカラー(色が変わる)電球が好きなら「Philips Hue スマート電球 フルカラースターターセット」がお得な値段。白色電球が好きなら「Philips Hue ホワイトグラデーション スターターセット」がある。