「Echo Show 5」と「Echo Show」を比較:Show 5が切り詰めた部分はどこか

Echo Showよりミニサイズの「Echo Show 5」が発表された。これはEcho Showの新世代モデルじゃなく、よりお求めやすくなった(つまり安くなった)リーズナブル版と言える。画面サイズが5.5インチだから「5」という数字がついているだけ。Echo Showと比べると、当然、劣っている点がある。逆に優れている点もある。発表されている資料から、それらをピックアップしてみた。

Echo Show 5が劣る点

Echo Show 5は、Echo Showと比べてだいぶ小さい。具体的には、Echo Showが縦17.4cm×横24.6cm×奥行き10.7cmなのに対して、Echo Show 5は縦8.6cm×横14.8cm×奥行き7.3cmしかない。

(ちなみに重さはEcho Showが1,755gなのに対し、Echo Show 5は410g)


Echo Show

Echo Show 5

小さい方が劣る、とはいちがいに言えないけど、画面が小さくなるのはやっぱり劣る点だと思う。Echo Showの画面サイズは10.1インチなのに対して、Echo Show 5は5.5インチ。高さ(縦の長さ)を比べると、Echo Show 5は半分くらいだ。画面サイズはスマホと同じくらいと思っていい。ちなみに5.5インチ画面のスマホは、AQUOS sense2やExperia XZ、Galaxy S7などがある。

画面解像度が低い

Echo Showと比べて、Echo Show 5の画面は解像度が低い。つまり、それほど鮮明じゃない。Echo Showの解像度はいわゆるHD(高解像度)のレベルに入る1280×800(ピクセル)だけど、Echo Show 5の方は960×480(ピクセル)。

ちなみに、今のスマホはほとんどHD(高解像度)だよ。だけどもEchoはスマホと違って、細かな(小さな)文字表示をしないから、それほど高解像度である必要はない気もする。ただ、動画を見るときは、高解像度のEcho Showの方が、やっぱりきれいだけどね。

内蔵カメラの画素数が少ない

Echo ShowにもEcho Show 5にも、ビデオ通話などのときにユーザーの顔を写すカメラが内蔵されている。このカメラの性能が、Echo Show 5は少し劣る。

具体的に言うと、Echo Showのカメラは500万画素(5MP)もあるけど、対してEcho Show 5は100万画素(1MP)。とはいっても、100万画素はそれほど悪くない。スタンダードなWebカメラの画素数と同程度で、一応HD(高解像度)カメラの部類に入るよ。

スピーカーが小さく、1個だけ(モノラル)

Echo Showは「音がいい」と評判だけど、Echo Show 5の方は、それと比べるとスピーカーが2段くらい劣る。

まず、スピーカーのサイズが、Echo Show5の方が2回りくらい小さい。具体的にはEcho Showが2インチ(5.7cm)出力10Wなのに対して、Echo Show 5は1.65インチ(4.2cm)で出力は4Wと非力。

しかもEcho Showには、このスピーカーが2個付いている。つまり、ステレオ音源ならステレオで聴ける。対するEcho Show 5は、スピーカーは1個だけ。どんな音もモノラルになる。(ただし、Echo Show 5でも、外部スピーカーを繋げばステレオで聴けるよ)

つまり、Echo Show 5だけで音楽をしっかり楽しむのは、ちょっと無理みたいだ。

スマートホームハブ内蔵じゃない

Echo Showには、家電をコントロールするのに大抵必要なスマートホームハブという装置が内蔵されている。ところが、Echo Show 5にはそれが無い。

じゃあ、Echo Show5だと家電コントロールができないか、というとそうじゃない。スマートホームハブ(別名スマートハブ、とか、ホームハブ、とか、ブリッジとか呼ばれているもの)は、家電品メーカーが別売りしているので、それを買えば事足りるよ。それに、今ではスマートホームハブ不要の家電品もたくさん出てきているので、これが内蔵されていなくても、ほとんど困らないと思う。

Echo Show 5が優れている点

外部スピーカーを繋ぐための3.5mmステレオミニジャックが付いている

Echo Showには音声出力用のジャックが無いので、ケーブルを使って外部スピーカーを繋ぐことができない。(外部スピーカーを繋ぐにはBluetoothを使うしかない。つまりBluetoothスピーカーしか鳴らせない)

けれど、Echo Show 5には、音声出力用の3.5mmステレオミニジャックが付いている。(背面下部の右側/Amazonの商品ページ中にある「技術仕様」の図で確認できる)つまり、Echo Show 5は、ケーブルでも、Bluetoothでも、どちらでも外部スピーカーを鳴らすことができるというわけ。ケーブルを使えば、オーディオシステムのAUX-IN端子に入力して、ハイエンドのスピーカーを鳴らすことができる。

内蔵カメラのレンズをワンタッチで目隠しできる

Echo Showのユーザーの中には、プライバシーを心配して、内蔵カメラのレンズにテープを貼って、何も映らないようにして使っている人たちがいた。Amazonはそういう人たちの声を聞いて、Echo Show 5に手軽な目隠し窓を取り付けた。

本体正面の右上にあるのが、カメラレンズの丸い穴。さらにその上(オレンジ色の部分)に小さなノブが付いていて、これを指先でスライドさせると、カメラの穴の前にある窓もスライドして開閉する。Amazonはこれを「カメラカバー」と呼んでいる。

カメラ・オフの設定は、設定メニューからもできるけど面倒臭いし、設定し忘れたりして確実じゃない。それから比べると、窓を閉じるというEcho Show 5の原始的な方法は、簡単かつ確実で優れている。

USBからも電源を取れる

Echo Show 5には、Echo ShowにはないMicro-USB電源ポートが備わっている。(背面下部の中央/Amazonの商品ページ中にある「技術仕様」の図で確認できる)つまり、PCのUSBポートにケーブルを繋いで電源を取れる。また、モバイルバッテリーなどを電源にすることもできる。

Echo ShowにはACアダプタ用のジャックしかないので、USB給電はできないが、Echo Show 5はACアダプタでもUSBでも大丈夫だ。

(ちなみにEcho Showも、Echo Show 5も、充電式じゃないので、電源はいつも差し込んでおかないと使えない)

以上がEcho ShowとEcho Show 5の大きな違い。「アレクサ」と呼びかけたときに出てくる人工知能Alexaは、どちらも同じものなので、Echo ShowでもShow 5でも同じ仕事をやらせられる。ビデオ通話もできるし、音楽やニュースも流してくれるし、Amazonプライムビデオも見れる。

また、Echo Show 5にも、Echo Showと同様にウェブ・ブラウザが入っているので、インターネットサイトを見たり、YouTubeを見たりもできる。(これは現時点では発表されていないけど、Amazonに問い合わせて確認済み)

〈参考リンク〉