Echo Show10(第3世代)、Echo Show 8(第1世代)、Echo Show5(第1世代)の違い一覧

Echo Show 5、Echo Show 8、Echo Show 10のどれにするかで迷っている人のために、3つの違いを一覧表にした。次に、各機種の特徴を文章にまとめた。(これには個人的意見が入っている)そして最後に、3つで迷う人たちからの質問に答えた。

※注意 このページでEcho Show10と書いてあるのは、全て2021年4月発売のEcho Show10(第3世代)のこと。Echo Show8、Show5と書いてあるのは、2020年2月発売のEcho Show8(第1世代)とShow5(第1世代)のこと。Show8とShow5は、どちらも2021年6月に第2世代が発売されている。

Show10(第3世代)、Show8(第1世代)、Show5(第1世代)の違い一覧

アマゾンの商品ページにも比較表はある(商品ページを下にスクロールしていくと見れる)けど、多機種ごちゃ混ぜだから見にくい。そこから3機種だけを抜いて並べたのが下の表。少し見やすいはず。

Show5(第1世代) Show8(第1世代) Show10(第3世代)
価格
(写真の下が
今現在の価格。
表示されなければ
おそらく販売終了)
画面サイズ(*1) 5.5インチ 8インチ 10.1インチ
画面解像度 960×480(ピクセル) 1280×800(ピクセル) 1280×800(ピクセル)
スピーカーの数 1個(モノラル) 2個(ステレオ) 3個
(2.1チャンネルステレオ)
スピーカーの大きさ 1.65インチ
出力4W
2インチ×2個
出力10W×2
1インチ(高音用ツイーター)×2個
2.5インチ(低音用ウーファー)×1個
出力未発表
カメラ画素数 1MP(メガピクセル) 1MP 13MP
全体の大きさ 148x86x73mm 200x136x99mm 251x230x172mm

*1: Show5の画面(5.5インチ)はスマートフォンとほぼ同じ。Show8の画面(8インチ)は小さめのタブレット、Show10(10.1インチ)は大きめのタブレット程度。

3機種の特徴の要約

説明をわかりやすくするために、主観的な評価を入れてある。参考程度に読むのがいい。

Echo Show5(第1世代)

お金とスペースを節約したい人にうってつけのShow5。

画面付きスマートスピーカーをあれこれ物色すると分かるけど、Show5は値段が安い。それでいて、何ができるかという機能面では、最高機種のShow10と変わらない。(画質とか音質とかがダウングレードしているだけ)あれこれ話しかけたときに応えてくれる人工知能「アレクサ」が同じものなので、Show10でもShow5でも(Show8でも)、同じことができるというわけ。(例えばニュースや天気予報を聞くとか、音楽配信を聴くとか、ネットフリックスを見るとか、他の人とビデオ通話するとか、家電品を声で操作するとか……詳しいことはAmazonのShow5(第1世代)のページに書いてある)

それに、省スペースを一番に考えているなら、Show5の小ささが魅力。実際のところ、目覚まし置き時計1個分のスペースがあれば、どこにでも置ける。混雑したテーブルの上でも大丈夫だし、場所を取って他のものが置けなくなってしまうことも(ほぼ)ない。

Amazon「Echo Show5(第1世代)」のページへ→

Echo Show8(第1世代)

Show8は、とても賢い妥協点。小さなShow5と、最高機種Show10の中間なんだけど、大事な部分は、最高機種Show10の方に近くなっている。

まず、画面。サイズを比べるとShow8(8インチ)は、Show5(5.5インチ)とShow(10.1インチ)の真ん中。けれど画面解像度は、Show10と同じだ(1280×800ピクセル)。一方、Show5はどうかというと、画面解像度960×480ピクセルと、2段階くらい落ちる。つまり、Show8の画面は、下の機種のShow5より、上の機種のShowにずっと近くなっている。

音についても同じことがいえる。内蔵スピーカーを比べると、最高機種のShow10は3個(1インチツイーター×2個、2.5インチウーファー×1個)入っているけど、Show8は2個(2インチフルレンジ×2個)、Show5はたった1個(1.65インチフルレンジ×1個)。Show8は中間だ。でも、詳しく見ると、Show8にはちょっとした仕掛けがしてあって、3個目の、スピーカーとは言えないスピーカーが入っている。それは電気の通っていないスピーカーで、音は出さないけど、他のスピーカーに共鳴して低音を増強するというもの。(専門的には「パッシブラジエーター」と呼ぶ)だからShow8の音は、下位機種のShow5より、低音用ウーファー内蔵のShow10により近いといえる。

(Show8にパッシブラジエーターが入っていることは、あまり知られていない。けれど、AmazonのShow8(第1世代)のページの下の方にある「技術仕様」表→「オーディオ」の欄で確認できる)

さらにもう1つ、Show5はモノラルだけど、Show8とShow10はステレオ。(正確には、Show10は2.1チャンネルステレオ)この点でもShow8は、Show10に近い。

上位機種Echo Show10と比べてShow8が大きく劣る点は、カメラの画素数が低い(少ない)こと。それと、スマートホームハブを内蔵していないこと。スマートホームハブは別売されているので、内蔵されてなくても特に困らない。

Amazon「Echo Show8(第1世代)」のページへ→

Echo Show10(第3世代)

Echo Show10の魅力は、画面がそれなりに大きいこと。テレビやPCのモニターには負けるが、YouTube動画やビデオ配信などを十分楽しめるサイズ。

また、Show10の音の良さは、Show5やShow8を含めたEchoシリーズの中で一番と言われている。(ただしオーディオマニア向けのEcho Studioを除く)。Show10で音楽を流すと、部屋全体に音が満ちる。音量を上げると、Showを置いてある部屋だけでなく、家のどこからでも音楽を聴ける。広い部屋に住んでいて置き場所に困らず、音量を上げて音楽を楽しみたい人には、Show10が一番合っている。

画面が自動的に向きを変えるのも、Show10だけの特長。ユーザーの人影を内蔵カメラが捉え、追尾し、いつでもそちらを向くようになっている(設定を解除しない限り)。だから、歩き回りながらでも画面が見れるし、誰かとビデオ通話するときは、こちらの姿がいつでも画面(カメラ)に映る。

ただ、画面が動くのが「気持ち悪い」「不気味」というユーザーも少なからずいる。そういう人は設定を「動かない」にして使っている。

Amazon「Echo Show10(第3世代)」のページへ→

3機種で迷うときによく出る疑問

Q. 設定の難しさに差はあるか? どれかは難しく、どれかは簡単とか……

A. 設定手順はどれも同じ。設定が簡単なのはEchoシリーズの長所で、最初に電源を入れるとアレクサが自動的にWiFiに接続してくれる。後はアレクサの言う通りに色々と情報を打ち込む。

Q. 狭い場所に置けるのはどれ?

A. 実際問題として、Show8とShow5なら、置こうと思えばどんな狭い場所にも置ける。一番小さいのが欲しいなら、Echo Show5。Show10は、画面が動くぶん広いスペースが必要。近くに物があるとぶつかってしまう。Amazonは、Show10を、横幅38.1cm×奥行き25.4cmのスペース内に置くことを推奨している。

Q. 値段以上に性能が良いのは? つまり、どれがお買い得?

A. 自分の使い方に合ったものが一番だけど、お買い得品ということで言えばEcho Show 8。値段と性能を考え合わせて、いわゆるコスパが最もいい。

Q. すでにEcho Show10(かShow5)を持っているとき、2台目としてShow8を買うのはどう?

A. 料理が好きでレシピ動画をよく見るなら、追加でShow8をキッチンに置くと便利。そもそもShow8は、キッチンでレシピ動画を見ることを意識して作られている。また、今持っているShow10(かShow5)の画面が大きすぎる(あるいは小さすぎる)と感じるなら、Show8の大きさが丁度いいはず。

どれか2機種で迷うなら、他のブログ記事も参考に。

Echo Show8(第1世代)とEcho Show5(第1世代)を比較:見た目に出ない違い

→「Echo Show10(第3世代)」と「Echo Show8(第1世代)」を比較:値段の差がどこに出ているか